塾の1年間の流れとして、2月末の高校入試が最終的な区切りとなります。この学年は3月になると塾での授業はもうありません。よって自動的に1学年分空きができます。当塾ではこの時間を使って三者面談を行っています。対象は新中1~新中3です。今はコロナ禍ということもあって、手短に(それでも30分くらい)話をしています。
塾によっては塾生または保護者を集めて一斉に説明会形式にするところもあります。たしかにそれだと1回ないし2回程度で済みますが、生徒や保護者の皆様が考えていることは千差万別、勉強方法も生活のリズムも違います。よって当塾では20年前から多少手間がかかっても全生徒を対象に三者面談を行っています。もちろん生徒が多すぎるとそれは無理なので説明会方式にするしかありません。1学年10名ちょっとという小規模な塾だからできることです。
こちらから予め面談の可能な時間帯を表にして塾生に渡します。保護者の方にお越しいただける時間を選択していただきます。以前は紙に書いて提出という手段しかなかったのですが、ここ数年は8割くらいはLINEでの予約になっています。私の方からLINEでもOKですと言っているからです。6年生はまだ週1回の授業ですから、1週間後には希望する時間が埋まっていることも多く、LINEだとその日のうちに決められます。こちらからはすでに埋まっている時間帯を毎日LINEで掲載していました。最近の連絡事項はこのHPではなくLINEが主流になっています。
2月は入試と学年末テストで忙しく、3月はそれらが終わって暇なのかと言うといろいろとやることはあります。通常の塾はさらに新規生徒の募集というもっと大切な仕事があります。この時期毎日のように塾のチラシが入っているかと思います。塾のチラシもタダではありません。作成するのに結構な金額がかかります。紙代に印刷代、それを折り込んでもらうため新聞販売店に払う費用、さらに見栄えのいいチラシにするためにプロにお願いすればその委託料。塾にとって負担の大きい三大経費といえば、家賃・人件費・広告費ではないでしょうか。これが高騰すると当然塾の月謝も高くしなければなりません。逆に言うと、高い月謝のほとんどはこれらに使われていると思っても差し支えないでしょう。
うちの塾はよく他の塾と比べて月謝が安いと言われますが、それはある意味当然です。なぜなら先に挙げた三大経費のうち人件費はゼロ、チラシも数年に1回しか出さないからです。まあこのHPの維持費も広告費でしょうから、その分はかかりますがチラシほどではありません。一般的な商品なら値段と品質はまあまあ比例しますが、塾の場合はほとんどといっていいほど相関関係はありません。うちの塾の3倍の月謝の塾が成績も3倍上がるかというとそんな話は聞かないし、うちの塾がとある塾の費用の半分だから効果も半分しかないかというとそんなこともないでしょう。だったら20年も持っていません。定期的に書いている記事をご覧になっている方は薄々お気づきかと思いますが、うちの塾生の成績は一般的な塾の平均よりも高いと思います。広告を出さずに済んでいるのは、塾生や保護者の方の口コミによるところが大きいのです。あとは定員が1学年10名ちょっとという物理的な問題もあります。広告を出して問い合わせが殺到しても困ります。
話がそれましたが面談です。今年も中央にアクリル板を設置しての面談です。最初は違和感がありましたが、去年何度も実施するうちにもう慣れました。
透明だから画像でも分かりづらいと思います。生徒用の仕切りにアクリル板12枚さらに面談用に画像にあるような大きめのを2つ取り寄せました。もう1つは破損したとき用の予備ですが幸いまだ予備の出番はありません。
中1は中学での勉強や生活習慣や心構えが話の中心で、中2になると勉強の比率が多くなり、中3はほとんど勉強と受験の話になります。