20年目

 今日から3月、寒かった日々ともそろそろお別れといきたいところです。さて3月1日は特別な日です。当塾がオープンしたのは2002年の3月1日(たしか金曜日)でした。

 前にいた塾が消滅したので自動的に独立することになった私がこの場所で塾を始めて早19年が経過し、ついに20年目に突入することになりました。始めた頃は10年どころか5年後すら想像がつきませんでしたが、いつの間にか20年目です。組織(FC)にも属さず、誰のアドバイスも受けず好きなようにやってきました。HPを作成しますと言われても断り、セミナーの案内も無視し、もちろんコンサルの類いのアドバイスも受けていません。

 前の塾での経験もありますが、何より大きいのは今の塾で生徒や保護者の皆様に大変恵まれたことが、今まで続けられたいちばんの要因だと思います。教えるのが私一人しかいないにも関わらず、弟妹やお知り合いの方を紹介していただいて今に至ります。今後もせっかく紹介していただいた方を裏切らないように、気合いを入れて授業をしていくつもりですのでよろしくお願いします。 

 ただ20年もたつと当たり前ですが年をとります。頭の中は20年前とたいして変わりませんが、体調だけは気をつけたいと思います。まあ毎日元気な塾生たちと接しているとこちらも元気をもらえるような気がします。これは偽らざる本音です。

 来週は公立高校の合格発表です。これで進路も決まります。今年はチャレンジ受験が多く、全員合格は難しいかもしれませんが、面談の時点で公立の受験校を変えるくらいなら私立に行くと話していた生徒も複数名いたので納得の受験のはずです。公立に行く人も、私立に行く人も、皆さんの高校生活が充実したものになることを陰ながら応援しています。今までの先輩がそうであったように高校生になってもいつでも遊びに来てください。もちろん勉強しにくるのも大歓迎です。高校生の内容でも数学くらいなら教えられますよ。

志願先変更後の倍率

 前回同様に、近隣の高校の普通科を中心にまとめました。最初の出願時から結構変わっている学校も多いようです。今後数人単位での変更はあるかもしれませんが、ほぼ確定です。

 もう倍率が高いとか低いとか言ってもしかたがありません。あと1週間は今まで頑張ってきた分をすべて発揮できるように、後悔することのないようにするしかありませんね。まあほとんどの人は私立に合格しているでしょうから、不合格ならどこにも行けないということはないでしょうが、それでも受験前というのは人生の中でも数少ない限界まで頑張ることのできる貴重な時間です。その結果がどうであれ、後で振り返った時に高校入試の前は結構頑張って勉強したと言えるようにしたいものです。ちなみに私(塾長)も中学の時はまったくといいほど勉強しませんでしたが、入試前の1~2ヶ月くらいだけは当時の自分史上いちばん勉強しました。

だいぶ力はついてきた

 今日は木曜日で中3の授業の日。1月から2月にかけての月・木は中3に集中するために他の学年の授業はいれていません。授業と言っても、この時期の中3でなにか新しく覚えることはもう特にありません。それよりも今まで覚えた知識がちゃんと身についているのかの確認作業のようなものです。知識の定着を確認するにはテストを行うのがいちばんです。すでに模試は終了しているため、2月には教材会社が埼玉県の中3用に作っている公立入試とそっくりの問題を使っています。おそらく同じものを使っている受験生は県内に数多くいることでしょう。似たような問題が出たらその生徒たちにとってはやや有利になりますね。

 採点はすべて私が行っています。部分点をつけるにしてもどのくらいが適当なのかは問題にもよるので、採点だけでなく実際にすべての問題を事前に解いています。5教科ともです。その結果塾生たちの答案を見て、それが難しい問題でのミスなのか簡単な問題でのミスなのか私も把握できます。これは解いていないと絶対に無理です。ただ採点をしているだけではないのです。

 また国語の作文も初回に比べたらだいぶましになってきました。今年の中3は今までの中でもベスト3に入るくらい素直な生徒が多く、私が指摘した改善点は次からはきちんと直しています。前にも書きましたが作文は減点法なので、減点される部分をいかに減らすかが重要です。そのあたり塾生もだいぶ分かってきたようです。

 数学にしても基礎的な問題の正解率が目に見えて上がっているのが採点していて分かります。ここまで来たら難しい問題に挑戦するよりも、いかにミスをしないようにするのかを考えた方がいいでしょう。限られた時間のなかで、難問を解くのに固執して結局時間切れになり見直しの時間が無くなったために、2~3問のミスが見抜けなく10点落としたではテストの受け方としてお粗末です。時間内に難問に挑戦するのはその他の問題が絶対に合っていると確信できる場合です。

 言葉は悪いですが、捨て問題を見抜く力も必要だということです。6点にこだわって15点失っては元も子もありません。もう一度言いますが、解けるかどうかも分からない(おそらく解けない)問題に時間を費やすなら、その時間を見直しにあてることが試験の受け方としては正しいと言えるでしょう。ではどうやって捨て問題を見つけるか、それは普段の学習量がものを言います。

 まあ北辰と違って入試はほぼ同じ学力の生徒が机を並べています。自分が分からない問題は他の人も分からないと開き直って別の問題に取り組むなり、見直しをするなりすることです。その気持ちの切り替えも大切な要素の一つです。

 

5年生もラスト

 今日は水曜日で5年生と中学2年生の授業の日。昨日の6年生に続いて今日は5年生としての授業はラストで次回(3月3日)からは6年生扱いになります。5年生にも今後の継続の意志を確認したところ、全員継続となりました。現在5年生(新6年生)は満席につき、新規の受付は行っておりません。今後入塾を希望された場合長期に渡ってお待ちいただくことになりますので予めご了承ください。

 この学年は、東小・綾瀬小・北小・南小と4つの小学校の生徒が在籍しています。小学校はバラバラですがいずれ戸塚中に進学することになる生徒たちです。この学年が例年と違うのは圧倒的に綾瀬小の生徒が多いことです。実に半数以上が綾瀬小です。目の前に東小があるのに、なぜか綾瀬小が一番多いのです(笑)

 綾瀬小の5年生は2クラスしかないそうなので、おそらく綾瀬小の5年生で塾に行っている生徒のかなりの割合がうちの生徒ということになります。この地域には全国規模の大手塾からうちのような、どこにあるのかもわからない超零細個人塾まで大小あわせて40以上の塾があるはずです(2~3年前、私調べ)。別に中学受験を目指しているわけではないのですが、それなりに需要はあるということです。

 しかし在籍する生徒が多いということは、私がへっぽこな教え方しかできなくて算数や英語がさっぱりできないようだと、学校での評判も最悪になってしまいます。これではよろしくありません。ちょっといつも以上に気合を入れて教えなければなりません。すでに半年以上見ていて今の5年生の中には学力的に不安な生徒も多いのですが、なんとかしたいと思いますので塾生の皆さんもしっかり頑張ってくださいね。

 3月からはいよいよ英語も始めたいと思います。本来なら5年生のうちにと思っていましたが、学校の授業の進捗状況を見て事情が変わりました。6年生からでも間に合いそうです。ただ準備段階として最低でもローマ字(ヘボン式)くらいはと思って毎週テストをしていますが、これまたどうにも・・・ まあそれでも毎年6年生から中1を見ている限り塾でしっかり勉強すれば中1の最初の方は楽勝です。 そのまま英語を得意にできるかどうかは各自の努力に関わっていますが、1つでも得意教科があるというのは良いことです。この学年の生徒たちにも英語は得意だと思わせるように1年がかりで基本を教えたいと考えています。

今年は中学準備講座は行いません

 

 今日は火曜日で6年生と中学1年生の授業の日。「6年生」としての授業は今日がラストです。来週は祝日でお休みで、その次の週の火曜日(3月2日)からは新中学1年生としての授業になります。塾生の皆さんにはすでに伝えてありますがこの日から数学を開始します。

 6年生が終わるこの時期になると毎年中学でも塾を継続するかどうかの希望をお聞きしています。こちらから継続をお願いすることは一切なく、すべてご家庭と本人の判断に委ねています。よって年によって継続する生徒が多かったり少なかったりするのは想定内です。

 今年は継続を希望する生徒が多く、また年が明けてから6年生のうちに入塾を希望する生徒が立て続けに3名新メンバーとして加わったため、新中学1年生としての人数は昨年同時期よりも多くなりそうです。

 いつもでしたら3月に中学準備講座として新しく塾で勉強したい生徒を対象に別に時間を設けて授業を行いますが、今年は行わないことにしました。今後当塾での学習を希望される方は通常の入塾となります。ただ、当塾は集団授業とはいえ人数は10数名に絞っているためこの学年(新中学1年生)の残りの席はわずかとなりました。今後退塾ラッシュが起こらない限り近いうちに満席となりそうです。

 夜は中学1年生の授業です。テスト前ということでテスト対策です。全員同じ中学なので日程も範囲もすべて一緒で効率よく行えます。今日はいつも配っている秘密兵器を配りました。いつものように理科と社会です。この学年は当初社会が苦手な生徒が多かったのですが徐々に得点源になっているようです。これは毎年の当塾の伝統です。次回からテスト前の変則時間割となります。金・土・日・火・水・木とこの学年のために時間を確保しています。

出願初日

今日は埼玉県公立高校入試の出願初日でした。例年は生徒本人が直接高校まで願書を持っていくのですが、今年はこういう状況ですので中学でまとめて郵送するそうです。したがって実際の出願はすでに先週のうちに済んでいて今日は集計初日とでもいった方がいいでしょうか。一応二日目も設定されていますが、ほとんど今日の分から変動はないと思います。

あとはこの数字をみて志願先変更をする人がどれくらいいるのか、ですがこちらも例年通りだとほとんど変更する人はいないでしょう。すでにいろいろ考えて出願しているはずです。公立は受かったら通うことが前提ですので、変に妥協して受かりやすい高校にして通うくらいなら多少難しくても第一志望を受けるという生徒が今年の塾生にもいます。実際このように考える生徒は県内に数多くいることでしょう。そのために併願の私立もどこでもいい、ではなくよく考えて受けているはずです。

今日は中3の授業日でしたが休みに時間中に速報を確認しました。塾生も気になっているようでしたので印刷して全員に渡しました。 また先ほど近隣の学校のみまとめてみました。12月の調査からの変動も分かるようにしてみました。 興味のある方はご覧ください。

久しぶり! でもないかな

 今日は金曜日で小学生の授業はありません。夜の中1の授業まで時間があります。その時間を見計らったのでしょうか、16期生(青ジャージ・現高3)のAさんが塾に顔を出しました。突然来たわけではなく前もって連絡はあったのですが、同じ学年のTさんと塾を待ち合わせ場所にしたそうです。なんでも犬の散歩だそうで(笑)

 二人は小学校は同じで中学はもちろん同じで部活も同じ。高校は別々でしたがなんと大学も同じになるとの報告もかねてのものでした。学科は違うそうですが校舎は同じとのこと。高校3年生だから久しぶり! かというとそうでもなく、二人ともちょくちょく塾には顔をだしています。この二人に限らずこの学年の生徒も他の学年の生徒も、塾の授業は中学でおしまいですが割と高い確率でその後も元気な姿を見せてくれます。

 勉強の質問であったり、近くに来たから寄ったり、犬の散歩の途中で寄ったりと理由は様々ですが、塾をやっている人間としてはうれしい限りです。まあうちの塾は創立した2002年からずっと私が全学年全教科教えているため、塾生になれば必然的に学校の先生よりも勉強を教える時間は長くなります。全教科教えているため一般的な塾よりも接する時間は長いでしょう。先の二人も5年生から在籍していたため塾に来た回数も500回以上になるはずです。

 そういえば先日の成人の日にも14期生(赤ジャージ)の元塾生から写真が送られてきました。今年は残念ながら成人式は中止になりましたが、記念品贈呈は実施されたそうです。受け取りには振袖でいったそうで、地区ごとに時間を分けられていたため現場で元塾生数名と会いせっかくだからと塾メンバーで写真を撮ったそうです。ほとんどの生徒は卒業後も何度か塾に来ていたのでちゃんと識別できました。塾から家が近い二人はその後、その格好のまま塾に寄ってくれました。

 このように塾を修了しても毎年のように誰かしら塾に顔を出してくれます。が、さすがにそれも大学生くらいまでというパターンがほとんどで、もし初期の頃の生徒がひょこっと現れたらおそらく瞬時に判断できないと思います。受験生は毎年10人ちょいなので名前はだいたい覚えていますが、さすがに10年以上たっていると姿形も変わっていることでしょう。1期生は昭和62年生まれです。 もう33歳ですね。 いつの日か元塾生の子どもが塾生として勉強してくれるのではないかと密かに待っています。 その日までは頑張って塾を続けなければなりません。

作文添削開始

今日は木曜日で小学生の授業はありません。月曜と木曜は中3のみです。2月から中3は授業開始時刻を早めています。必然的に終わる時刻も早くなりますが、最後の1ヶ月はなるべく多くの問題に触れてほしいのでちょっと延長することも多くなると思います。中3の皆さんも今までいろいろなことを覚えてきたでしょうから、ここからはアウトプットの作業が中心となります。毎年使っている教材で埼玉県の公立用に作られたものを使います。

今日は国語と英語と数学を。解き終わった後に解答は渡しますが、基本的にすべて私が採点します。とくに記述問題が多いと生徒個人ではどのくらい部分点が入るか分からないでしょう。人によって甘くなったり厳しくなったりするので私が視点をそろえて採点します。そこでいちばん問題になるのが国語の作文です。私にとっては20年近くやっているので生徒がどのような文章を書くのかある程度想定はできます。

何度も言っているように国語の作文は減点法です。素晴らしい文章を書くことよりも、いかに減点されない文章を書くのかに気をつける必要があります。で、その減点されそうなポイントというのは何年たってもかわりません。私が採点官だったらということでやや厳しめにつけます。問題は16点満点でしたが今日の答案では最高で13点でした。一人一人の答案に赤でダメ出しをしていきます。直すべきところは具体的に指示をすることもあります。

これを何回か繰り返していくうちに入試までにはそこそこまともな文章が書けるようになります。もちろん塾生の皆さんが私の指摘を素直に聞くという前提が必要ですが、毎年受験後の得点開示を聞くと国語の点数が予想以上によかったという生徒が多く、作文もある程度得点源になっていることがうかがえます。

5年生

今日は水曜日ということで夕方は5年生の授業です。本来なら今年から学校でも英語が授業になるということだったので塾でも英語を学習しようと思っていたのですが、予想の10分の1ほどの内容もやってなさそうで、これなら塾でわざわざ教えるまでもないと判断しました。その分算数の時間にあてることに。ただ3月からは始めたいと思っています。その際に最低でもローマ字の読み・書きくらいはできてほしいので毎回ローマ字のテストと算数の計算テストを行っています。ローマ字はもちろんヘボン式です。今日はせっかく取ったテキストを使ってリスニングの問題を少々解きました。場所を表す前置詞がテーマとなっている単元でした。書くことはできないでしょうが、リスニングはそこそこ解けたようです。いまはそれでいいと思います。書きや文法は6年生になったら塾で教えます。

夜は中2の授業。今日は社会と国語でした。私は根っからの理系人間ですが別に文系教科が嫌いというわけではありません。HPも変わったことだし少しだけ書いておきますと、国語では東大模試でも上位者の名前に載ったくらいは解けました。まあ国語が解けないと高校の数学は解けません。中学までは計算力でなんとかなっても高校の数学は論理力が必要になります。自然と国語の力も必要になります。まあ中学の国語や数学と高校のそれとは覚える内容は違いますし、もちろんそれは百も承知です。 ということで社会は明治維新の内容を学習し、国語では漢文です。漢詩の形式や返り点の説明も行いました。例年と違い今年は中1も中2も学校の授業の進み方がものすごく速くなっています。聞いたところによるとまだ1ヶ月以上あるのに理科と英語はすでに教科書の内容が終わっています。理科など最後の天気は毎年中3になってから学習するのが恒例だったのが嘘のようです。まあ遅いよりは速いほうがいいのでこれは大歓迎です。社会の明治維新も、現中3は休校開けの6月頃に習っていたはずです。

ただ学年末テストは社会も理科も数学も結構範囲が広くなりそうです。計画的に学習しないと提出物のワークを終わらせるのに精一杯でした、という事態になりかねません。範囲は出ていませんが、今のうちから早め早めに取り組みましょう。

6年生

今日は朝早く起きて東川口病院へ。去年の健康診断で毎年恒例の高血圧を指摘されたため、ついに薬に頼ることになりました。まあサプリとかも飲んだことはあるのですが一向に効かなかったため最終手段です。一時期駅前のジムにも通っていたのですがコロナ禍ということで休会(正式には休会というのがないためいったん退会)してしまったのです。さすがに効き目はあるようでピーク時より15くらい下がった気がします。今回は2ヶ月分もらいましたがそれでも1000円に届かないくらいでサプリより断然経済的です(サプリは1月で3000円くらいした) 診察時間はというと2分くらいで、もはや薬をもらうためだけに受診しているようなものです。

今日は火曜日ということで夕方は6年生の授業。算数はすでに終わっているので復習で、英語は一般動詞の二回目です。学校ではほとんど書くことや文法の説明はなさそうなので塾ではこの点に力をいれていきます。まずは文章が作りやすいように他動詞を使って第3文型の文章です。もちろんこの段階で他動詞とか文型の用語は使いませんが、文章の作り方を覚えてもらいます。

夜は中1の授業。英語と数学です。英語は過去形の復習で、数学は表面積です。教科書の順番では表面積→体積 となっていますが明らかに体積の方が簡単なので塾では体積の方から教えます。よって学校では先に習っているはずの表面積ということで、あっさり解けると思ったらあっさりどころかさっぱり解けません・・・ まあ解けないのなら教えるだけです。こうやって塾生の理解度をチェックしながら授業を進めていきます。学年末まであと3週間ほどです。もう定期テストの要領もだいぶつかめてきたはずです。課題は早めに終わらせましょうね。