うちの塾にないもの

 今日は火曜日で中1の授業日でした。この前中学最初の定期テストが終わったと思っていたらもうあと3週間で次は期末テストです。前回の中間テストは塾も学校もあり得ないくらいの平均点の高さでした。当塾の1年生は1桁順位と10番台が一人ずついました。塾生には中間テストの前から話しているとおり、この平均点がずっと続くことはあり得ません。250人全員の得点が回を追うごとに下がっていきます。逆に言うとずっと同じ得点をキープできたら自動的に順位は上がると言うことです。

 さてタイトルの件です。おそらく全国の学習塾の9割(いやもっと)にはあるのにうちの塾にはないものがあります。10年くらい前まではあったのですが、いろいろと状況が変化して自然消滅したものがあります。それは時間割です。普通の塾は教科によって教える先生が決まっていて時給も発生するので急に授業がなくなっては困るでしょう。時間割は半分は生徒のためであり、半分は塾の都合です。ところがうちの塾の場合教えるのはすべで私なので教科が変わっても何の問題もありません。むしろ毎週毎週均等に時間を組むのは時として不都合な場合もあります。

 それは学校の授業の進度が速すぎる場合、または遅すぎる場合です。授業開始時に必ず今学校でどのあたりを習っているのかを確認します。別に学校に合わせる必要はありませんが、内申もあるし定期テストがあるうちはなるべく合わせるようにします。内申が関係なくなる3年生の2学期末以降は学校に合わせることはなくなります。

 それに塾生の理解度や欠席状況などいろいろ考えて授業の時間割を決めています。それでも無計画というわけでなくある程度は決まっていますが、場合によっては1日の授業が社会・社会・社会になることもあれば、数学・英語・理科になることもあります。

 もちろんこんなことができるのは塾生全員が戸塚中生だからです。それに私が全教科教えているからです。ちなみに今日の中1は社会・社会・数学となりました。前もって社会も数学も今日までの宿題を出しており、まあ予定通りと言えば予定通りです。社会は気候帯の区分で数学は素因数分解の利用の問題です。何度か書いているように川口市の英語はちょっと訳の分からない方向へ進んでいるので塾でも対応に困っているところですが、期末が終わって時間ができる7月・8月あたりは学校の授業を無視できます。この期間になるべく進めたいと思います。

 そういえば今日塾が終わって帰宅しているときに、ふと声をかけられました。すぐに誰だか分からずに失礼ながら「誰ですか?」 そこで名前を聞いて思い出しました。15期生(緑ジャージ)のYさんでした。お母さんと出かけた帰りだったようです。毎年のように顔を出す生徒は卒業しても覚えていますがYさんを見たのは3年ぶりくらいでしょうか。それにしても夜でしかもマスクをしていたのに、よく一瞬すれちがっただけで分かりましたね(笑)

 うちの塾の卒業生は戸塚中だけで200名以上、途中でやめた生徒や今いる生徒をあわせると300名以上この地元にいることになります。もちろん保護者の方も相当な数に。実際元塾生や保護者の方に会うことはしょっちゅうです。卒業後あまり来ていない人も、身近すぎてあえて塾に顔をだすという発想に至らないのかもしれませんが、いつでも遊びに来てくださいね。たぶん、覚えていると思います。

高校受験案内

 今日は中3の授業の時に高校受験案内を渡しました。家庭でも購入されると同じようなものが2冊になるので、前もって塾から渡すことは話していました。受験案内を手に入れるようにといくら話してもなかなか実行しない生徒もいるでしょうから、当塾では創立以来毎年受験生全員に塾からプレゼントしています。

埼玉県の全公立高校・私立高校および都内の私立高校が収録されています。塾生が受ける可能性のある高校はほぼすべて載っているでしょう。

 この本は全部で数百ページあるので本の見方を説明しました。特に偏差値についてはきちんと説明しておかないと誤解することになります。偏差値は絶対数値だと思っている人もいますが、とんでもない。偏差値は相対数値です。資料によってもその数字は違います。特にネットに載っている偏差値は信用できないものがかなりあります。一つ例を挙げると今年から選択問題実施校になった川口市立高校ですが、某有名家庭教師サイトを見るとなんと偏差値50になっています。ちなみに近隣の高校では川口北66、越ヶ谷65、浦和南62、県立川口55 と書いてあるのになぜか川口市立の普通科は50です。受験に詳しい人ならこの数字がおかしいことはすぐに分かるでしょう。他の高校の数値が若干高めなのも気になります。

 埼玉県の受験生にとって信頼できる数字は北辰テストです。その是非はさておきこれは何年も変わらない事実です。よって今日渡した受験案内も北辰で言うとどれくらいなのかというのを説明しました。北辰の基準とこの本の基準では少し違うからです。

 休み時間にも熱心に見ている生徒もいました。学校の方はまだ学総がありなかなか受験モードとはいかないでしょうが、塾では少しずつ頭を受験の方に切り替えられるように私も話していきたいと思います。7月には三者面談、夏休みは夏期講習(100時間)それが終われば入試までもう半年になります。

中2先に進む

中間テストの結果が全員そろったので教科別のベスト10を掲載しておきます。

国語
96点 (中1・女子)
92点 (中3・女子)
92点 (中1・女子)
91点 (中2・女子)
91点 (中1・女子)
89点 (中3・男子)
89点 (中3・男子)
89点 (中2・女子)
87点 (中2・女子)
86点 (中2・女子)

数学
100点 (中1・女子)
100点 (中1・女子)
100点 (中1・男子)
 98点 (中1・女子)
 98点 (中1・男子)
 97点 (中2・女子)
 96点 (中1・男子)
 96点 (中1・男子)
 92点 (中1・女子)
 91点 (中2・女子)
 91点 (中2・女子)

英語
99点 (中1・男子)
98点 (中1・男子)
98点 (中1・男子)
97点 (中2・女子)
96点 (中1・女子)
96点 (中1・女子)
96点 (中1・女子)
96点 (中1・男子)
93点 (中2・女子)
92点 (中1・男子)
92点 (中1・女子)
92点 (中1・女子)

社会
100点 (中3・男子)
100点 (中2・女子)
 99点 (中1・男子)
 98点 (中2・女子)
 98点 (中1・女子)
 98点 (中1・女子)
 97点 (中1・男子)
 96点 (中2・男子)
 96点 (中1・女子)
 96点 (中1・男子)

理科
100点 (中1・女子)
 98点 (中1・女子)
 94点 (中2・女子)
 92点 (中2・女子)
 92点 (中1・女子)
 91点 (中3・女子)
 91点 (中3・女子)
 86点 (中3・男子)
 84点 (中2・女子)
 84点 (中2・女子)
 84点 (中1・男子)

 さて、今日は中2の授業の日でした。中間テストも終わり学校の授業も順調に進んでいるようです。ということで塾の方でも期末に向けて進んでいきます。今年は教科書も変わったので例年以上に気を遣って授業を進めています。

 今日は英語・英語・数学の授業を行いました。英語は学校ではラウンドシステムということでリスニングの嵐、なんとなく話の内容は覚えているけど文法とか単語は全く知らないようです。教科書の順番では今はUNIT2です。 UNIT2(1)では動名詞を学習することになっていますが、単語は難しいし文法の説明はほとんどないし、そのくせにわずか1ページで動名詞の4つの用法を学習しなければなりません。進めば進むほど使いづらい教科書です。川口市の教育委員会には次回の改訂の際には、是非とも他の教科書を採用してほしいと切に願います。UNIT2の先の方を見ても文法というよりも会話文の連続です。これでは英会話用のテキストです。英会話が悪いとは言いませんが、入試に対応できるかといったら甚だ疑問です。

 おそらく学校でもそれほど詳しい説明はできないでしょうから、塾でしっかりと教えることにします。動名詞の説明を2時間がかりで終えました。前にも書きましたが1年くらい経ってから今のシステムの不備にいろいろな人が気づくと思います。私は早めに気づきました(笑)

 3時間目は数学です。今日から連立方程式。期末テストのメインとなる部分です。おそらく50点以上は連立方程式関連の問題です。初日に話をしましたが期末テストでは時間切れになる生徒が多数います。それは計算が終わらないからです。ということで速く正確に解けるようにという話をしました。目標は1問1分以内です。

 1問1分というのは平均でです。最初の方の簡単な問題は10秒もあれば終わります。分数とか(   )とか複雑な式には時間がかかるから平均で1問1分ということです。それなら時間切れになることはないでしょう。

 連立方程式の解き方は10パターンくらいあります。今日はその最初の最初、いちばん基本となる解き方を教えました。連立方程式はとにかく練習あるのみです。解いて解いて解きまくればできるようになります。そのために塾では解き方を教えていきます。

 次回は、英語と数学と社会の予定です。

中間テスト返却状況その4

 今日は金曜日で夕方は5年生の授業。夜は中1の授業でした。5年生は小数のかけ算は終了し今日から小数の割り算です。とはいえ今まで一ヶ月以上見ていて今年の5年生は(も)算数の計算に結構苦戦しているようなので、まずは4年生の復習です。塾に4年生のテキストはありませんが、どんなことを学んでいるかは想像できます。ということで5年の内容を学習するのに必要な復習をまず1時間かけて行いました。案の定忘れている生徒もいましたが、なんとか思い出すことができたようです。

 2時間目はいよいよ5年生の内容です。小数の割り算といっても、小数÷整数は4年生で習います。5年生は整数÷小数と小数÷小数です。ちなみに分数の割り算は6年生です。時間数の関係で、普通塾と言ったらとにかく理屈は抜きにして解き方を教えていくものです。が、今のところ時間にやや余裕があるので、新しい解き方の理屈(なぜその解き方になるのか)も細かく説明しました。次回もおそらくその次も小数の割り算は続くと思います。また今日話をしましたが、この学年もいずれ小テストを開始したいと思います。それが算数になるのか漢字になるのか、はたまた英語(単語)になるのかはこれから考えたいと思います。

 夜は中1の授業。まずは前回に続いて中間の結果を書いてもらいました。これで全員分そろいました。まだ学年平均は分かりませんが得点だけ見るとかなり頑張っているようです。

以下は当塾1年生(全員戸塚中)の平均点と最高点です。

国語 77.5点  最高  96点
数学 89.5点  最高  100点
英語 91.7点  最高  99点
社会 91.5点  最高  99点
理科 76.7点  最高  100点

 さらに満点が増えました。これで3学年すべてそろいましたが満点が6件(数学3、社会2,理科1)90点以上が60件、80点以上が114件とものすごい数になりました。何度もいいますがうちの塾生は1学年10人ちょいの超小規模零細個人塾です。塾の規模と塾生の成績は何も関係ないと言うことがお分かりいただけるでしょう。

 今回塾生の6割以上が5教科で400点以上となりました。ベスト10は

483点 (中1・女子)
480点 (中1・女子)
479点 (中2・女子)
466点 (中1・女子)
459点 (中1・男子)
458点 (中2・女子)
450点 (中1・男子)
443点 (中1・男子)
439点 (中1・男子)
431点 (中1・女子)

 中3が一人もいないのは今後の課題ですね。それよりも今回は中1・中2の頑張りをたたえることにしましょう! (ちなみに現在塾生数は中3が一番少なく、中1が一番多いです)

 この表、パソコンで見るとちょっとバランスが悪いかもしれませんが現在はスマホで見る人が多いようなので、スマホで見たときに収まるように設定しています。スマホで見てもバランスが悪い場合は、申し訳ございませんm(_ _)m

中間テスト返却状況その3

 今日は木曜日で中学3年生の授業日。今週はテスト返却期間ということで他の学年同様にまずはテストの結果を書いてもらいます。さすがに返却が始まって四日目ということで全員戻ってきているようでした。

 1年生・2年生と違い3年生は塾生の平均点もずいぶんと低くなりました。もちろん学校の平均点も同じように低いでしょうから、特に心配するようなことではありません。まあ一つ気になる点があるとすれば数学の問題でやや突っ込みどころのある問題が出題されたことです。北辰や入試なら確実に不適切問題として全員正解扱いになるでしょうが定期テストの場合はむしろそういうことはまれで、出題ミスはなかったことになるのが通常です。

 なぜ毎回毎回おかしな問題が出題されるのかというと、事前チェックが甘いからです。学校には同じ教科担当の先生が複数いるはずですから、いくらでも事前チェックは可能でしょうが残念ながらあまり行われていないようです。まあ私も定期テストでは少々の出題ミスは想定内ですので、あまりごちゃごちゃと言わないようことにしています。

 ということで塾生の結果です。まだ学校の平均点は分かりませんが、得点だけで判断すると社会が一番高くなりました。もはや当塾の恒例となっています。

以下は当塾3年生(全員戸塚中)の平均点と最高点です。

国語 78.9点  最高  92点
数学 64.9点  最高  78点
英語 69.5点  最高  89点
社会 87.5点  最高  100点
理科 79.0点  最高  91点

塾生の5教科の平均点は379.8点でした。学校の平均点は不明ですが学校の平均点を50点くらいは上回っていると思います。社会に関しては今回日清戦争から世界恐慌の手前までで問題集に載っていないような結構難しい用語もあったのですが、満点はお見事ですね。塾生(中3)の半数以上が90点以上でした。当塾の3年生は完全に社会の勉強法をマスターしているようです。それは2年生にもいえることだし、昨年までの塾生にも言えることです。

 まあ社会の勉強法といっても社会は他の教科と比べて暗記が占める割合が大きく、いかに効率よく暗記をするかです。そのあたりのコツをつかんでいるようです。もちろん私がそのように仕向けているのは言うまでもありません。

 今日の時点で社会は塾生全員の得点が判明しましたが実に90点以上が22名です。何度か書いていますがうちの塾は全員戸塚中で、塾生の数は1学年たかだか10数名です。今回は約6割の塾生が社会で90点以上ということになりました。90点以上の人数で言うと社会がダントツです。明日1年生に残りの教科を記入してもらいすべて判明します。

中間テスト返却状況その2

 今日は水曜日ということで夕方は6年生の授業。夜は中2の授業でした。6年生については後日に譲ることにしまして、今日はタイトル通り中2の中間テストについて触れておきます。テストが実施されたのが先週の木・金で、今週の月曜から今日までに全教科返却されたようです。ということで早速昨日と同じように塾生の平均点を。

 以下は当塾2年生(全員戸塚中)の平均点と最高点です。

国語 77.5点  最高  91点
数学 83.8点  最高  97点
英語 75.5点  最高  97点
社会 86.5点  最高  100点
理科 74.5点  最高  94点

 塾生の5教科の平均点は397.8点でもう少しで400点でした。1学期中間テストは学校の平均点も高めに出る傾向がありますが、2年生ですし1年生ほど高いことはないでしょう。ということで1年生同様、2年生も結構頑張ってくれたという印象です。2年生の塾内最高点は5教科で479点でした。

 3年生は明日の授業の時に記入してもらう予定で、現時点では一人の得点も分かっていません。現在分かっているのは中1(一部不明)と中2の全員で、いずれの教科もなかなかの高得点ですが、その中でもやはりというかまたしてもというか社会の得点がいいようです。90点以上は中1・中2合わせて16名です。実に塾生の半数上です。うちの塾生は毎回社会を得点源にしているので今さら驚くようなことでもありませんが、その伝統が今年の中1世代にも受け継がれそうでこれは喜ばしいことです。ちなみに社会がいいのは定期テストに限らず北辰や実際の高校入試にも通じています。それは結果からはっきりしている事実です。

中間テスト返却状況その1

 今日は火曜日で中1の授業日でした。ということで中1にとって最初の中間テストの得点を記入してもらいます。書いてもらうことは前もって話してあったので「忘れました」などと寝ぼけたことを言う生徒はいませんでした。得点が良くても悪くても自分の成績には責任を持ってほしいと思います。

 先週の金曜日に解説をしており問題の難易度は分かっています。ある程度の平均点も想定できています。あとは今年の戸塚中1年生の学力レベルと塾生の学力レベルが想定の範囲内なのかどうかということです。前にも書いたように今年の中1は6年生時代の小テストの不甲斐なさから、近年ではもっともできがよろしくないと私に酷評された学年です。一応フォローしておくと酷評されたのは6年生の前半時で後半にはだいぶましになってきました。

 それでも1学期の定期テスト程度でしたら英語で学校の平均点を下回ることはないでしょう。テスト期間と大会が重なっている陸上部と水泳部、それに一部の教科はまだ全員そろっていませんが、今日(火曜日)の時点で国語と社会は全員そろいました。

 その結果、国語は塾生の平均点は77.5点 最高は96点。 社会は塾生の平均点は91.5点 最高は99点でした。未返却が数名いますが、数学は平均が90点弱で満点が3名。英語は平均92点ちょいで、こちらはなぜか満点がいず最高は99点。理科は平均は一番低く70点台で現在最高は98点です。

 まとめますと、火曜日時点の当塾中1生の平均は

国語 77.5点  最高  96点
数学 89.8点  最高  100点
英語 92.1点  最高  99点
社会 91.5点  最高  99点
理科 73.7点  最高  98点

 以前のブログをご覧の方には繰り返しになりますが、当塾は全員戸塚中生ということで上記の平均点もすべて戸塚中のテストを受けてのものです。あと塾生の数は中1~中3とも10名ちょいです。

 5教科返却された中では480点台が2名でした。現時点で得点が不明な答案はあと9枚ですが、今年の1年生も例年と同じように最初のテストを頑張ってくれたようで、とりあえずほっとしました。近日中に個表をもらうと思います。塾生の平均はおそらく学校の平均を上回っているでしょう。例年通り5教科で学校の平均を50点以上超えていれば言うことなしです。残りは金曜日に記入してもらいます。また来週には順位も分かるでしょう。

中間終了

 今日は中間テスト二日目で今年度最初の定期テストが終了しました。終了したからちょっと一息、というわけにはいかず塾の授業はドンドン進んでいきます。

 夕方は5年生の授業。前回の授業時にやや先に進んでいた算数は、まだ学校には追いつかれていないようでした。ということで今日は計算練習に時間をかけることができました。5年生はまだ4人です。人数が少ないうちに早めに塾の授業ペースに慣れてほしいと思います。

 夜は中1です。テストが終わったばかりですが今日も塾です(笑) 中1は先週の金曜日から毎日のように塾に来ています。ただうちの塾はテスト対策で何度授業があろうと通常月謝以外に特別な費用はいっさいかかりません。

 今日は中1にとって最初の定期テストである中間テストの解説を若干行いました。英語は前回書いたようにリスニングが86点もあっただけあって、塾生の平均もまあ90点近く行くと思います。この学年は6年生のときの小テストで、最近数年間で一番できがよろしくない学年だと何度か酷評しましたが、それでもまあそこそこはとれるでしょう。他の教科に関しては、数学はまあ簡単で、社会もまあ簡単で、理科もまあ簡単でした。国語はあまり触れていませんが要は全体的に簡単だったと言うことです。5教科平均400点くらいになるかもしれません。塾生の平均ではなく学校の平均が、です。

 結果は来週になれば分かると思います。あとは答案をもらってから各自しっかりと見直しをしてほしいと思います。塾としては中間テストはもう終わったこと、もう次の期末テストのことを考えなければなりません。 ということで期末テストまであと6週間です。

驚愕の86点

 といっても塾生の得点ではありません。中間テストは今日と明日の二日間に渡って行われます。答案が返されるのは来週月曜日からとなるでしょう。中間テストは昨年までは1日で5教科いっきに実施していましたが、今年は年間予定表通り二日間となりました。塾生に聞いてみると概ね歓迎しているようでした。欲を言えば金曜・月曜にしてもらえると間に土日が入って助かるのですが、まあ学校にもいろいろ事情があるでしょう。私も二日間には賛成です。さらに言えば入試も二日間でいいと思うのですが・・・ 遙か彼方にある記憶が正しければ、私の中学の時(佐賀県)も高校入試は二日間だった気がします。初日に3教科で二日目に2教科+面接だったと思います。前にも書いたように私は推薦で一般入試は受けていないので怪しい記憶です。それで、大学の時にこっちに来てアルバイトで塾で教えるようになって、入試が1日5教科と聞いて驚いた記憶があります。

 今日は明日(二日目)のテスト勉強です。と同時に初日の問題もちょっと見せてもらいました。そこでタイトルです。中1の英語のテストは何度か触れたようにラウンドシステムとやらで筆記はほとんどなくなりましたが、なんとリスニングだけで86点分もありました。あとはアルファベット大文字で5点、小文字で5点、名前をローマ字で書けて4点の計100点です。それにしてもリスニング86点分となると相当の量です。しかも中1のこの時期で習った範囲も少ない中から出題しなければなりません。学校の先生もかなり大変だったと思います。

 私はリスニングが86点もあるのを責めているのではありません。今の授業のやり方ではこうするしかないのです。むしろ86点も出さなければならないようなラウンドシステムを採用した川口市の方針が不思議で仕方ありません。これで本当に川口市の中学生の英語力アップを期待していいのでしょうか。塾に行っていない生徒はおそらく簡単な単語も書けないと思います。いやいや、教育委員会の方々が決めたことだからきっと川口市の中学生の英語力はこれから劇的にアップするのでしょう! (たぶん)

 

なぜか見当たらない

 今年度から川口市の全中学でラウンドシステムというのが英語の授業に取り入れられる、と先日書きました。で、このことについて市内の塾関係者はどのように考えているのだろうと思って検索したのですが、私の検索の仕方がへたくそなのか見事に全くさっぱり出てきません。市内には27の公立中学があり塾の数は100を超えているはずです。大手の塾の場合はブログなどは禁止されているでしょうが、小規模中規模の塾ならあるかなと思ったのです。

 ・そもそもラウンドシステム導入を知らない
 ・ラウンドシステムは知っているけど現在様子見
 ・学校に合わせるつもりがない
 ・すばらしいシステムだから言及の必要がない

 このあたりが、検索してもヒットしない理由でしょうか? どうやらこの新しいラウンドシステムについて不信感をもっているのは市内で私だけのような気もしてきました。もちろんこれが誰が見ても完全無欠で唯一無二の勉強法なら私も納得ですが、ネットで見た文字だけの情報だとちょっと心配かなと思う今日この頃です。

 塾に行っている生徒はまだいいです。ちゃんと文法を習って読み書きの機会があるでしょうから。ただ、塾に行っていない生徒の英語力はかなりの確率で下がるのではないかと思います。しかもそこのことに気づくのは中3になってからです。なぜなら学校内の定期テストはおそらくそのラウンドシステム用の問題で出題されるため、北辰や入試のように難しくないからです。英語力を上げるために導入されているはずなのに・・・ ということになりかねません。

 前にも言いましたが、これが杞憂に終わって私の想像以上の成果が表れれば何の文句もないのですが。今のところは期待よりも不安の方が大きいのです。したがいまして、塾では従来通りしっかりと文法を教えていき、「書く」ことにも力を入れたいと考えています。