なぜ弥生時代というのでしょう?

 今日は火曜日で中1の授業がありました。また中3で希望者を対象に選択数学の問題演習&解説授業を行いました。去年選択問題が必要だった生徒(越ヶ谷&蕨)は2人とも学校の成績も3年間安定しており数学も心配する必要がありませんでした。今年は現在何名か選択問題が課される高校を希望している生徒がいて、数学の成績はというといい時とそうでない時の差が激しい、つまり波があるのです。

 ということで今年は急遽選択問題数学の問題演習を授業とは別の時間に行うことにしました。希望する生徒が対象で費用は必要ありません。ただ選択問題は始まって歴史が浅く、対応した教材も市販されておらず、塾用教材で探す必要があります。よってそのための若干の教材費のみ必要となります。今日は塾にある問題を使って説明しました。

 5名が参加しましたが、普段の授業とは違ってかなりハイレベルな問題にハイレベルな解説となりました。予想していた以上に難しかったと思いますが、2ヶ月くらい続けていけば慣れると思います。

 夜は中1の授業でした。期末の得点を書いてもらいます。一部の教科以外は戻ってきたようです。英語がだんだん下がってきています。リスニングの割合が減っているので想定内です。まだ学校の平均は分かりませんが社会と理科は随分といいようです。22期生の皆さんも今までの塾生と同じように理科や社会が得点源となりそうです。

 さて今日は英語と社会の授業を行いました。英語は学校では文法をほとんど教わっていないようなので、期末が終わって時間があるこの時期に塾では文法を中心に教えます。高校入試を考えたら今の教科書はちょっと使えません。よって塾でしっかりと学習してもらいます。

 社会は地理が終わって歴史です。今年の学校の社会は中1も中2も今までの戸塚中にはない進め方です。従来は並列型とか並行型といって、地理をある程度進んで歴史に移り、歴史をある程度進んでまた地理に移り という進め方でした。が今年は中1はまず地理から始まり、歴史は一切触れずに中1の地理の範囲をすべて終わらせたのです。この後歴史になります。中2も同様に日本地理すべてを終わるまで歴史はまったくなし。授業の進め方は学校の判断なので、どのように進めても問題はありません。地理にいったり歴史にいったりするよりはこちらの方が効率が良いかも知れません。

 ただ困るのは塾でしょうね。一般的な塾には中学でも5~6校の生徒が集まっています。社会ひとつとっても学校によって進め方がバラバラでは学校に合わせるのは不可能です。こういうこともあって中1や中2では社会を学習しない塾も多いのです。その点、うちの塾は戸塚中限定なので他の中学の進み方とか関係ありません。戸塚中の進め方に合わせて塾でも進められます。その結果が社会の高得点に現れていることはもう言うまでもないでしょう。

 ということで塾でも社会は歴史に入っています。まだまだ縄文時代~弥生時代で、卑弥呼とか聖徳太子が出てくるのは来週あたりです。写真が載っている冊子(塾では写真集と呼んでいます)を各自に持たせていて土偶とか銅鐸とか縄文土器とか弥生土器の写真を見ます。縄文土器には表面に縄の目の文様などと説明が書いてあるので、名前の由来が分かります。

 ここで突然質問しました。なぜ弥生土器というのでしょう? ある生徒は弥生時代に使われていたから。と答えましたが、ちょっと順番が逆ですね。 弥生土器が使われていたから弥生時代という名前がついたのです。では、なぜ弥生土器という名前がついたのでしょう?

 ある生徒は弥生(=3月)に発見されたから! と答えましたが鋭い! 私も以前一瞬そう思った時期がありましたが、正解は発見された場所が弥生という地名だったからです。ちなみに発見されたのは3月というのはものすごい偶然です。答えを聞けば「なあんだ」というあっさりしたものですが、もしこの辺で発見されていたら、戸塚土器とか戸塚時代になっていたのかもしれませんね。

 と、授業の本筋から離れていることなのでパッと切り上げましたが、社会の時間(実は理科や数学や国語でも)にはこのようにちょっと脇道にそれた話をすることは割とあります。もちろん授業に支障が出ない程度にはしていますが、意外と興味を持って聞いてくれることが多いようです。ちなみにこういう話を前もって用意することはありません。授業の流れや生徒との会話のやり取りから話題が広がるのがほとんどです。

今日は中1と中2

 期末前ということで連日テスト勉強が続いています。

 今日は中1と中2。当初の予定では中1が17時からでしたが、面談週間ということで帰宅が早く、1時間早くいけますとの塾生の声を採用し急遽16時からに変更しました。それに伴いまして後半の中2も変更。塾生には直接塾で伝え、保護者の皆様にはLINEで報告しました。送迎等あると思うので念のための報告です。

 こういうときに一度送信するだけで済むLINEは便利です。SNSは明暗の暗の部分が取り上げられがちですが、もちろん使い方次第では大変有効的です。20年前のようにすべての塾生宅に電話連絡するのはさすがに遠慮したいところです(笑)

 連絡もスムーズにいき今日は中1・中2とも欠席なく全員塾に来て勉強しました。以前にも書いたと思いますが、テスト前の勉強とはいえ私個人的には別に定期テストを重視しているわけではありません。あくまでも勉強する習慣をつけてもらうのと、のちのちの学習につながる教科を重視した学習を意識しています。したがって数学、理科、社会が中心となります。

 今日の中1は理科と英語でした。英語は前日書いたようにラウンドシステムで何をやっているのか分からない状態なので一応文法事項だけおさらいしておきます。理科は光と力です。フックの法則を中心に、案の定計算では苦しんでいましたが細かく説明して何とか理解できるようになったでしょうか。

 中2も同じく理科と英語です。理科は電流と磁界の単元です。世間一般の中2には苦手な生徒が多いところですが、電流など覚える事柄は少なくうちの塾生は得意にしている単元です。英語は中1同様ラウンドシステムと新しい教科書のせい(おかげ)で、猛スピードで進んでいるようです。1学期は文法はほとんど扱っていなかったはずですが、ここにきて文法が大量に詰め込まれています。川口市の教育委員会がなぜこの一貫性のない教科書を採用したのか分かりませんが、次回の改訂ではぜひ他の教科書にしてほしいところです。ただ文句ばっかり言ってもしかたないので、塾生の皆さんには時間をみつけてきちんと英語の指導もしていきます。

 明日は土曜日で学校は休み。定期テスト前の休日恒例の全学年が塾で勉強する日です。さすがに同時に入るのは無理なので、時間差で若い順に行います。昼過ぎから中1、その後中2、夜は中3です。定時以外にも自習したいという生徒からの予約もありました。中学生くらいだと成績はほぼ学習時間に比例します。家だと集中できないという生徒も多いので、なるべく塾で勉強できる時間を確保したいと考えています。

 なお、うちの塾生にはあまりいませんが「友だちと集まって一緒に勉強」は、やめた方がいいです。まったくはかどらずに、単なる勉強ごっこに終わることが目に見えているからです。しっかり勉強する生徒ほどこういうことは言い出しません。ということを付け加えておきます。

中間テスト

中間テストの結果を簡単にまとめておきます。前に検証したようになるべく1行の字数を少なくしていきますが、見づらい場合は画面を横にお願いします。

まずは中学1年生
A…塾生平均  B…学年平均 です。

    A   B  A-B
国語  72.9  70.3 +2.6
数学  67.4  56.8 +10.6
英語  84.3  80.2 +4.1
社会  77.5  64.5 +13.0
理科  77.4  70.9 +6.5
5科  379.6  337.1 +42.5

つづいて中学2年生

    A   B  A-B
国語  71.1  60.3 +10.8
数学  73.5  55.2 +18.3
英語  66.2  56.5 +9.7
社会  89.5  75.3 +14.2
理科  82.0  64.4 +17.6
5科  382.2  305.8 +76.4

最後は中学3年生

    A   B  A-B
国語  79.9  69.9 +10.0
数学  60.6  47.6 +13.0
英語  65.7  58.0 +7.7
社会  80.5  62.1 +18.4
理科  84.5  66.1 +18.4
5科  371.3  297.9 +73.4

ということで学年平均を10点以上上回ったのは

中3社会 +18.4点
中3理科 +18.4点
中2数学 +18.3点
中2理科 +17.6点
中2社会 +14.2点
中1社会 +13.0点
中3数学 +13.0点
中2国語 +10.8点
中1数学 +10.6点
中3国語 +10.0点

となりました。一目見て分かるように社会と理科それに数学で好成績を収めています。これはそのまま当塾での学習時間に比例しています。よくいえば塾でしっかり頑張っていると考えていいでしょう。

先ほど当塾での学習時間と書きましたが、テスト前の塾での授業はこの3教科が中心となります。逆説的ですが、私は定期テストはそれほど重視していないからです。どの単元であれ理科・社会・数学は定期テストに限らず今後の北辰などの模試さらには入試につながる内容です。一方、国語や英語は定期テスト限定の勉強になりがちです。このあと一切出てこないという内容も多いのです。

 したがって北辰や入試を重視する私としては定期テスト期間中も先につながる理科・社会・数学を優先しているのです。塾生の皆さんもそれに応えてくれているようで喜ばしいことです。願わくば国語と英語は自主的にもう少し頑張ってくれたらと思います。

 なお、今回のテストが入塾後初めての定期テストという生徒が2名いました。2名とも中学1年生で、そろって大きく学年順位をあげており(二人合わせて90番くらい上昇)私もホッとしています。これで油断せずに次回以降も頑張ってください。

 それ以上に奮闘しているのが中2・中3でいずれの学年も8割以上の塾生が学年100番以内つまり1桁or2桁順位となりました。戸塚中は各学年230~250名程度の大規模な学校です。この人数ならまずは2桁順位を目指したいですね。

何事もなかったかのように

 間が開くと、再開のタイミングと内容に若干悩んでしまうところですが、ここは何事もなかったかのように書いていきたいと思います。

 まず個人的には今日インフルエンザのワクチンを接種してきました。仕事の性質上私がインフルエンザにかかったら業務が成り行かなくなるので予防接種は毎年うっています。今年は初めてネットで予約してスムーズに終了しました。

 中間テストは先週終了し木曜日(今日)あたりで塾生の得点もほぼ出そろいました。あとは得点の修正などがあるかもしれませんが、まずはお疲れ様でした。1ヶ月後にはまた期末があります。気を緩めるのはほどほどにしたいところです。

 昨年は残念ながら中3の修学旅行は中止になりました。今年も当初の予定では6月でしたが10月に延期になり、さらに11月に再延期。先生方の尽力のおかげでいまのところ今年は無事修学旅行に行けそうな気配です。

 さて中間テストの結果です。まだ学年平均は分かりませんが、塾生の平均を見たところ一番良いのは中学2年生の社会で塾生の平均は90点に迫る勢いです。他には中学2年生の理科、中学3年生の社会と理科、中学1年生の英語が塾生の平均点が80点を超えていました。もう当たり前になってしまいましたが、うちの塾生はあいかわらず社会と理科に強いようです。

 80点以上の答案は91枚で前回よりも11枚多くなりました。400点以上は中1が6名、中2も6名、中3が4名で計16名。これも前回より多くなりました。ちなみに塾生の数は中1>中2>中3でいずれの学年も10名ちょっとです。

国語
 95点 (中1・女子)
 95点 (中1・女子)
 89点 (中3・女子)
 88点 (中3・女子)
 88点 (中3・女子)
 88点 (中1・女子)

数学
 95点 (中2・女子)
 90点 (中1・女子)
 88点 (中1・女子)
 87点 (中2・男子)
 86点 (中2・女子)

英語
100点 (中1・女子)
 98点 (中2・女子)
 92点 (中1・女子)
 90点 (中1・男子)
 89点 (中1・男子)
 89点 (中1・男子)

社会
100点 (中2・女子)
 99点 (中2・男子)
 99点 (中1・女子)
 98点 (中2・女子)
 96点 (中3・男子)
 96点 (中3・男子)
 96点 (中2・女子)

理科
 98点 (中2・女子)
 97点 (中1・女子)
 96点 (中3・男子)
 96点 (中3・女子)
 96点 (中3・女子)

5教科
471点 (中1・女子)
470点 (中2・女子)
453点 (中1・女子)
451点 (中1・女子)
439点 (中2・女子)

国語もやります

 当塾の中学生の通常授業は英語・数学・理科・社会の4教科です。それは費用のご案内にも記載してあります。塾を始めたころは英数国理の4教科でした。社会はほとんど暗記だから自分でできるだろうと思って授業に入れていなかったのです。

 が、この考えがまったく見当違いであることはほどなくして分かりました。暗記科目とはいえどこを暗記していいのか分からないようなのです。さすがにあの分厚い教科書を全部暗記できるような人はいないでしょう。ということで、社会(地理・歴史・公民)という科目のなかでも大事な部分を教えるために国語に代えて授業に組み込んだ次第です。

 国語はどちらかというと普段の学校の授業で言われたこと、渡されたプリントから定期テストは出題されることが多く塾でいろいろと教える必要もなさそうです。ただし定期テストではそれで対応できても北辰や入試はそうもいかないので、中3の夏期講習や冬期講習、さらに入試前にはしっかりと国語も時間をとっています。それで実際の入試でも得点できています。

 社会を始めてからの塾生の成績アップはここでも何度も触れている通りです。普通の塾では中1から社会を学習することは困難ですが、うちの塾生はそのあたりいい環境がそろっていると思います。

 普段は扱わない国語も、テスト前には触れることがあります。他の教科との兼ね合いもありますが、ここ数日3学年とも国語の学習も行っています。中1は文法の説明と古文。中2も文法の説明とこちらは漢文。中3は古文を中心に他の教科書の文章も。こういう時のために塾生には全員国語用のテキストも渡しています。

 こういう時間割の変更は通常の塾ではまずありえないことですが、教えるのは全教科私ですので特に問題はありません。臨機応変に対応していきます。本当なら1週間全部数学の数学専門塾にしたいところですが、さすがに需要がないでしょうからバランスよくどの教科も教えることにしています。高校入試が5教科のトータルで決まること、それに中学の内申も加わることを考えると私の理想よりも現実的にそうなります。

 時期的に今は文法と古文が中心のようです。ある程度知識が必要な分野なのでそのあたりを中心に教えていきます。漢文では超基本の返り点も、クラスによっては習ったり習わなかったり(担当の先生によって違うそうです)。これでは困るので塾生には全員きちんと教えます。

 ちなみに私は中学の時は国語はセンスとか舐めたことを言って全く勉強していませんでした。成績もそれなりにしかとれなかったのですが、高校ではちゃんとした先生に教わったので説明文の読み方、文法、古典しっかりと論理的に理解するように教えられました。理系でしたがセンター試験にも国立の二次にも国語はあったので疎かにはできなかったのです。おかげで今こうして国語を教えることも可能になっています。高校の国語の先生(S先生・O先生)には感謝です。

通知表(内申)

 今週で学校は1学期が終わり生徒たちは通知表をうけとったことでしょう。塾の授業のときにそれぞれ結果を記入してもらいました。今年から通知表の評価方法が変わったとか、それに伴ってかなり厳しい評価になるとか噂がありましたが果たして塾生の結果は・・・

 結論から言いますと、上記のことはほぼ杞憂に終わりました。どの学年もまずまずの成績を収めてくれました。何度か書いていますようにうちの塾は入塾の際にテストもなければ、どこどこの学校を目指す生徒を集めていますと宣伝しているわけでもありません。兄弟姉妹が通っているから、友達が通っているから、近くだから という理由で通っている生徒がほとんどです。よって毎年成績にバラツキがあり最初から優秀な生徒はあまり見られません。

 それでも塾でしっかり勉強すればまずまずの成績を残せることは塾生たちが示してくれています。毎年1学期で気になるのはやはり初めて通知表を手にする中学1年生です。今年から導入された5ラウンドシステムの英語、通知表はどうだったのかというと塾生の7割以上が5でした。ちなみに今年の中1は3ヶ月くらい英語の授業をやっていません。それでも5が取れたのは、小学校の時の蓄積が物を言ったのでしょう。たださすがに2学期はそういうわけにいかないでしょうから夏休み中に英語もしっかり学習します。

 うちの塾生以外の成績を知らないので何とも言えませんが、最初に書いたように本当に今年から厳しくなったのなら塾生の結果は最大限の評価に値しますね。英語以上に驚いたのは社会です。うちの塾生が社会を得意にしているのは毎年のことです。が、それはだいたい2年生くらいからのことです。今年は英語をやらなかった分社会の時間を増やしたからでしょうか。中学1年生は英語と同じく塾生の7割以上が社会5でした。

 中学1年生(塾生)の評定平均はいい順に
英語・社会・数学・理科・国語となりました。国語が最後尾なのも想定内です。

 同じく中学2年生(塾生)の評定平均はいい順に
社会・理科・数学・国語・英語 となりました。こちらは1年生とちがい英語が最後尾でした。一つ理由を考えるなら、この学年は約半数が中学になってからの入塾、つまり1年生のように小学生の時の英語の蓄積がない分が差になって現れたのかもしれません。

 中学3年生(塾生)の場合は
理科・社会・数学・国語・英語 となりました。英語が最後尾なのは中学2年生と同じ理由でしょう。

 評定平均が4.5を超えているのは中学1年生の英語と中学1年生の社会。平均が4.5を超えるということは4よりも5の人数が多いということです。

 評定平均が4.0を超えているのは中学2年生の理科と社会、それに中学3年生の理科と社会です。平均が4.0以上ということは、3よりも5の人数が多いということです。

 塾生全体でもっとも平均が高いのは社会で、塾生全体の約半数が5でした。4も含めると塾生の約85%になります。また実技教科も含めてすべての教科オール5の生徒もいました。すごいですね。

 埼玉県の公立高校の入試は当日の学力検査の他に内申点も加味されます。内申点とは早い話が通知表です。しかもそれは1年生の分からです。そのことは塾生には何度も話していますから当塾の生徒はみんな知っているはずです。別に内申をあげてもらうために先生に阿る(おもねる)必要はありません。普通にしていればいいのです。普通にしていればきちんと評価してくれます。

 うちの塾生は一般的な塾と比べると通塾期間が長い生徒の割合が多く、長い間塾に通って勉強している間に自然と協調性・社会性が身についているような気がします。そのあたりは知り合いの多い集団塾でしかも私が全教科全学年を見ていることも影響していると思います。

TeXの確認

 今日は中学3年生の授業でした。数学嫌いからは悲鳴が上がりそうな、3時間連続の数学です。夏期講習に入る前にキリのいいところまで終わらせたかったので勘弁してください。塾生の皆さんの理解度次第では2時間で終えることも考えましたが、以下略。

 まあおかげで問題演習がたくさんできました。私は数学の問題を解かせるときはテキストの問題が半分で、あとの半分はホワイトボードにその場で考えて問題を書いています。その場で考えるというのは、塾生の様子を見ながらどういった問題が苦手なのかを判断してということです。暗記中心の理社と違って、数学は問題のネタが無限にあります。自分で出す問題だから答えはどこにもありません。ここで間違えたらお粗末ですが、今のところその心配はなさそうです。

 宿題についてもテキストから出す場合とプリントを作成して渡す場合があります。さすがにホワイトボードに宿題を書くわけにはいきません。プリントは計算がメインのときは数学科ではおなじみのTeXの出番です。もう20年以上使っていますが、数式を扱うソフトではこれが一番使いやすいと思います。本職の数学科と違って中学生に出す宿題ですから、それほど複雑なコマンドは必要ありません。それでも半年もブランクがあると忘れてしまいます。

 ということで下のファイルは二次方程式の解と係数の関係の説明です。高校の内容ですが選択問題実施校では出題されてもおかしくない内容です。現段階で選択問題実施校を希望している塾生がいるのでその生徒のために作りました。何かを見て書いたわけではなくすべて頭の中で計算しながら作ったものです。ミスがあったらこっそり教えてください。こっそり修正します。

当塾のテスト対策

 うちの塾ではテスト範囲が配られたら(だいたいテスト2週間前)テスト対策と称し、通常の授業をストップしてテスト用の勉強を行います。何度も触れているように当塾は中学を戸塚中に限定しています。さぞ効果的なテスト対策をやっているのでは、と思われるかもしれません。

 が、そのようなものは一切ありません。やろうと思えばいろいろな塾でやっているように定期テストの過去問を解かせることも可能ですが、当塾ではそういう時間は1秒もありません。理由はそのこと自体に価値を見いだせないからです。過去問に価値がないというのではなく、過去問を解かせることに価値がないと思うのです。これが漢検などの検定や、入試なら意味がありますし私も過去問を解くように言います。が、定期テストの過去問は何のために解くのか。まさか同じ先生が作って同じ問題が出ることを期待しているとしたらあまり褒められたものではありません。それは本人の実力ではなく、単なる問題作成者の怠慢です。昔は何度かありましたが、最近は以前と同じ問題を出す先生はほとんど見かけなくなりました。

 うちの塾を1つの中学限定にしているのは別にテストのためではなく、通常授業を効率よく行うためです。それに私自身定期テストをそれほど重視しているわけでもありません。内申があるから定期テストも頑張ってほしいとは思いますが、私の頭の中では優先度はそこまで高くはないのです。中学生を対象にしている以上優先度は高校入試の方が上です。それに付随して北辰テストも意識しています。定期テストは入試や北辰に比べたらかなり下です。

 そのあたりはテスト前に対策を行う教科の時間数にも表れています。塾生も薄々気づいていると思いますが、テスト前に行う授業時間のほとんどは数学と社会と理科です。なぜならこの3教科はテスト勉強がそのまま将来の入試や北辰の勉強とつながっているからです。この前の期末前に中1で英語の勉強を1秒も行わなかったのも同じ理由です。今回の範囲では将来の学習につながる部分が何もないと判断したからです。それでも塾生の平均は90点超えると思っていたし、事実そうなりました。

 数学と理科と社会はどの学年でもどの単元でも、入試や北辰に出てもおかしくない内容です。だからテスト前にも時間をかけているのです。テスト対策と言いつつ実は入試のことを意識して塾生には勉強させています。ですから定期テストの結果に一喜一憂というよりも、その範囲の内容をしっかり覚えて将来につながってくれればそれでいいのです。

 理科と社会はそのまま定期テストの結果にも表れています。数学を苦手にしている塾生が多いのは百も承知ですが、願わくば数学も理社なみに取れてくれたら言うことナッシングです。

 英語と国語については定期テストと入試の内容の乖離が激しいため、それほど時間をかけていませんが中3の入試対策で勉強しているため本番の入試ではしっかり得点できているようです。

 ということで、当塾のテスト対策。戸塚中限定といっても過去問の使用は1秒もなし。なにか魔法のような対策も一切なし。地道にコツコツ勉強しているだけです。ただ普通の塾よりはその時間が長いということは言えると思います。あとは塾長は入試のことも考えてテスト対策を行っているということも付け加えておきます。

5年生1学期授業終了!&中1

 今日は金曜日で夕方は5年生、夜は中学1年生の授業がありました。一昨日の6年生同様5年生も今日が1学期最後の授業となります。こちらは算数メインの授業のため塾の授業はまあまあスムーズに進めています。すでに2学期の授業に入っており今日はあまり先に進むことはせずに確認用の問題を多めにしました。

 毎週小テストを行っている6年生と違い5年生は現在小テストを行っていません。人数はまだまだ少なく授業にも大分慣れてきたので、2学期からは小テストを実施しようと考えています。そのあたりは塾生にも説明済みです。小テストの内容ですが、今までの5年生で実施したことのある小テストは漢字・英単語・算数などなど。

 漢字と英単語は予めリストを渡しておきその中から出題します。算数は計算や図形や文章題でその場で考える必要があります。以前の5年生は漢字と算数を交代で隔週ごとに実施し、去年の5年生では算数と英単語を併用していました。今のところ今年は去年と同じように算数と英単語になりそうです。ただ今年の5年生は(いや、今年の5年生も)算数の計算が苦手な生徒が目立ちます。6年生になると英語も始めるので5年生のうちに少しでも算数に対する苦手意識を取り除きたいと思います。

 夜は中学1年生の授業です。期末テスト後に見学に来た2名もそのまま入塾し中学生の中では1年生が一番人数が多くなりました(元々一番多かったのですが)。以前書いたようにしばらくの間、この学年は新規の受付は難しくなると思います。しばらくがいつまでかは分かりません。はっきり言えば、空席ができるまで となります。

 さて今日は授業を始める前に期末テストの結果を書いてもらいました。得点はすでに記入済みで今回は5科総合および音楽を加えた6科の総合順位です。私としては6科よりも5科の方が気になります。

 前回は5科総合で中1の塾内トップは学年8位でした。はたして今回はどうなっているかというと、前回8位だった生徒はさらに順位をあげて学年6位になりました。お見事! 実は今回の塾内トップはこの生徒ではなく、さらに上がいてこの生徒は1番違いの学年5位です。ちなみに音楽も加えた6教科では仲良く2人とも学年4位でした。1年生は戸塚中の中でも一番人数が多く7クラスで250人以上いるはずです。その中で塾生が1桁順位に2人いたのは頑張っている証拠だと思います。他の塾生たちにとってもいい刺激になると思います。このあたりが集団塾のいいところです。しかも、どこの誰だか知らない人ではなく同じ中学に通う友達というのもポイントです。間違いなく影響を受けるはずです。

 うちの塾は入塾時に入塾テストもなければ、成績による選別も行いません。ほとんどの生徒が以前通っていた塾生の弟妹であったり(上の2人もそうです)、塾生のお友達であったり、保護者の方のご紹介となっています。ですから、年によって成績には若干ムラがありますが総じて塾を始めた2000年代よりも、今の方が塾生の平均的な成績はいいように思えます。さすがに20年もやっているので、私の教え方も少しはうまくなっていることでしょう。それに応えてくれる生徒の割合も年々増えている気がします。逆に言えば私の教え方が塾生や保護者の方の期待以下だったら20年も持たずに消滅していたと思います。この地域にはものすごい数の塾があるのですから、うちのような特殊な形態の塾に通わせてくださる保護者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。だからこそ塾生の成績を少しでも上げようという気持ちは毎年持ち続けています。

 中1といってもほとんどの生徒はすでに1年以上通っています。小学校の頃には塾で学習していなかった理科社会にもだいぶ慣れてきたでしょう。夏休みにも毎週塾はありますので、勉強する習慣を絶やさないようにしてください。

中1の受付ほぼ終了します

 期末テストが終わり問い合わせが続いています。時期的に中3と思いきや中1です。いずれにしてもありがたいことです。一人はいろいろな塾を検討中とのことでしたが火曜日に見学にきて即入塾を決定してくれました。もう一人は見学なしに最初から入塾の意志ありで今日から早速参加となりました。

 当塾では入塾の際に見学をしてから決められることが多く、ここ数年は見学された生徒の9割以上はそのまま入塾につながっています。この手の数字の平均がどれほどか分かりませんが、おそらく平均より高いでしょう。まあ見学はきっかけで、ほとんどの生徒はすでに友達や保護者の方からの紹介で、うちの塾がどういうところなのか予め予習済みという場合が多いようです。それに当塾では小学生から高校受験まで私が直接全教科を指導します。私が言うのもなんですが、そのあたりの安心感もあるのではないでしょうか。

 また今回もそうであったように、見学なしに最初から入塾の意志を持ってこられる場合もあります。これは兄弟姉妹がすでに当塾に通っている、または以前塾生だった場合に多く見られます。今回の生徒も順番は逆ですが、すでに6年生の妹が塾で勉強していて、そのままお兄さんも入塾の運びとなりました。

 ということで、中学1年生はほぼ満席となりました。ほぼ、というのは厳密にはあと1席あいていますが、席の配置的に現在空いている席が女子のど真ん中だけなので、男子は難しいかもしれません。よって、残る1席は女子となります。 または女子のど真ん中でもいいという男子になります。

 普通高校受験を対象にしている塾と言えば中3の生徒数が一番多いものですが、うちの塾は真逆で中3が一番少なくなっています・・・  
はっきり言うと生徒数では、中3<中2<中1 となっており普通の塾とは逆の人口ピラミッドとなっています。中1はほぼ終了しましたが、中3の入塾はもうしばらく受付中です。