中間テスト返却状況その4

 今日は金曜日で夕方は5年生の授業。夜は中1の授業でした。5年生は小数のかけ算は終了し今日から小数の割り算です。とはいえ今まで一ヶ月以上見ていて今年の5年生は(も)算数の計算に結構苦戦しているようなので、まずは4年生の復習です。塾に4年生のテキストはありませんが、どんなことを学んでいるかは想像できます。ということで5年の内容を学習するのに必要な復習をまず1時間かけて行いました。案の定忘れている生徒もいましたが、なんとか思い出すことができたようです。

 2時間目はいよいよ5年生の内容です。小数の割り算といっても、小数÷整数は4年生で習います。5年生は整数÷小数と小数÷小数です。ちなみに分数の割り算は6年生です。時間数の関係で、普通塾と言ったらとにかく理屈は抜きにして解き方を教えていくものです。が、今のところ時間にやや余裕があるので、新しい解き方の理屈(なぜその解き方になるのか)も細かく説明しました。次回もおそらくその次も小数の割り算は続くと思います。また今日話をしましたが、この学年もいずれ小テストを開始したいと思います。それが算数になるのか漢字になるのか、はたまた英語(単語)になるのかはこれから考えたいと思います。

 夜は中1の授業。まずは前回に続いて中間の結果を書いてもらいました。これで全員分そろいました。まだ学年平均は分かりませんが得点だけ見るとかなり頑張っているようです。

以下は当塾1年生(全員戸塚中)の平均点と最高点です。

国語 77.5点  最高  96点
数学 89.5点  最高  100点
英語 91.7点  最高  99点
社会 91.5点  最高  99点
理科 76.7点  最高  100点

 さらに満点が増えました。これで3学年すべてそろいましたが満点が6件(数学3、社会2,理科1)90点以上が60件、80点以上が114件とものすごい数になりました。何度もいいますがうちの塾生は1学年10人ちょいの超小規模零細個人塾です。塾の規模と塾生の成績は何も関係ないと言うことがお分かりいただけるでしょう。

 今回塾生の6割以上が5教科で400点以上となりました。ベスト10は

483点 (中1・女子)
480点 (中1・女子)
479点 (中2・女子)
466点 (中1・女子)
459点 (中1・男子)
458点 (中2・女子)
450点 (中1・男子)
443点 (中1・男子)
439点 (中1・男子)
431点 (中1・女子)

 中3が一人もいないのは今後の課題ですね。それよりも今回は中1・中2の頑張りをたたえることにしましょう! (ちなみに現在塾生数は中3が一番少なく、中1が一番多いです)

 この表、パソコンで見るとちょっとバランスが悪いかもしれませんが現在はスマホで見る人が多いようなので、スマホで見たときに収まるように設定しています。スマホで見てもバランスが悪い場合は、申し訳ございませんm(_ _)m

中間テスト返却状況その2

 今日は水曜日ということで夕方は6年生の授業。夜は中2の授業でした。6年生については後日に譲ることにしまして、今日はタイトル通り中2の中間テストについて触れておきます。テストが実施されたのが先週の木・金で、今週の月曜から今日までに全教科返却されたようです。ということで早速昨日と同じように塾生の平均点を。

 以下は当塾2年生(全員戸塚中)の平均点と最高点です。

国語 77.5点  最高  91点
数学 83.8点  最高  97点
英語 75.5点  最高  97点
社会 86.5点  最高  100点
理科 74.5点  最高  94点

 塾生の5教科の平均点は397.8点でもう少しで400点でした。1学期中間テストは学校の平均点も高めに出る傾向がありますが、2年生ですし1年生ほど高いことはないでしょう。ということで1年生同様、2年生も結構頑張ってくれたという印象です。2年生の塾内最高点は5教科で479点でした。

 3年生は明日の授業の時に記入してもらう予定で、現時点では一人の得点も分かっていません。現在分かっているのは中1(一部不明)と中2の全員で、いずれの教科もなかなかの高得点ですが、その中でもやはりというかまたしてもというか社会の得点がいいようです。90点以上は中1・中2合わせて16名です。実に塾生の半数上です。うちの塾生は毎回社会を得点源にしているので今さら驚くようなことでもありませんが、その伝統が今年の中1世代にも受け継がれそうでこれは喜ばしいことです。ちなみに社会がいいのは定期テストに限らず北辰や実際の高校入試にも通じています。それは結果からはっきりしている事実です。

期待20 不安80

 川口市では今年度から全中学校の英語の授業でラウンドシステムというものが採用されています。私も名前だけは以前から知っていましたが、英語の新しい学習法らしいです。

 詳細はどこかに載っていると思いますが、数年前に横浜の中高一貫校の先生が始めてそれが効果があったということで徐々に全国に普及しているらしいのです。らしいらしいと書いているのは細かい成果が調べても出てこないのです。宣伝のためでしょうか、いい情報は出てきます。が、はたしてそれを鵜呑みにしてよいのか。ちなみにこのラウンドシステムというのは現在、おもに光村図書の教科書で採用されているようです。ご丁寧にラウンドシステム用の副教材まで発行されており、それがなかなかのお値段です。もちろん税金投入です。

 20年近く前に百マス計算というのが全国に広がったことがあります。あれは紙さえあれば他に何も必要ありません。が、このラウンドシステムというのはいろいろと備品が必要なようです。で、川口市の教育委員会はどこまで深く調査をしたのか分かりませんが、今年度からこれを採用し教科書会社も変更しました。なぜ今まで長年使っていた東書を変更したのか不思議に思っていた人もいると思いますが、理由はこれに違いありません。

 説明だけ読むと、画期的で夢が広がる勉強法です。私も新しい勉強法にチャレンジするのはいいと思います。が、市内の全中学校一斉に取り組むことには違和感があるし、もしうまくいかなかった場合はどうするのでしょうか。はっきりいって光村の教科書は文法を体系的に教えるには非常に不都合なことだらけです。このラウンドシステムありきで作られた教科書です。教科書は最低4年間は同じものを使います。2024年までに成果が見られればいいのですが。誤解を恐れずに言えば、今年の川口市の中学生は実験台ということになります。現に塾生に聞いても学校ではほとんど文法は習わないし、書くことも少ないようです。 中1の今回の中間テストでは名前とアルファベットが書ければいいそうです。あとは選択問題なのでしょうか?

 おそらく学校の先生方もこれまでの指導法をガラッと変えるように指示をされて混乱されているのではないかと思います。ちなみに川口市以外で英語で光村を採用している中学は、埼玉県内では以前からラウンドシステムに取り組んでいる熊谷市をはじめ本庄市・行田市・加須市など8市3町です。埼玉県は市だけで40あるのでこれは少数派です。ちなみに熊谷でも称賛する声がある一方で、すでに不安の声も見られます。

 まだ始まったばかりで暖かく見守りたいところですが、今思いつく不安点をあげるとすれば

・そもそもの始まりの中高一貫校の生徒と同じ成果が見込めるのか。
・文法を教えないで大丈夫なのか。
・定期テストはどうやって作成するのか。

 1つ目については最初に実践された中学は横浜の中高一貫校。つまり中学受験をしている生徒です。ちょっと調べたら高等部は毎年東大をはじめ国公立に数十人合格しています。つまり、そこそこの学力があったから理解できたのではないかということ。

 2つ目についてはたしかに何度も繰り返し学習することで、英文に慣れるとは思います。ただ、それは教科書の文章を暗記するだけにとどまらないのかということです。模試や入試は記述が中心です。文法が分かっていなくてはたして解けるのでしょうか。先の横浜の中学は高校入試の心配がありませんが、川口市の中学生は新設校の生徒以外は全員高校入試があります。

 3つ目については、時期的に思いついたものですがたとえばラウンド1だけだと定期テストは作成できません。おそらく出版社から定期テスト用のマニュアルも用意されているでしょうが、入試などとは似てもにつかないテストになると思います。

とまあ、いろいろ書きましたがこれがすべて杞憂に終わればいいと思っています。もし今後塾生の英語力に不安要素が見られたら、こちらできっちりと教えたいと思います。しばらくは様子見になりそうです。

21期生(新中学2年生)

 今日は土曜日で新中学2年生の授業日です。当塾の中学生は学年によって曜日を固定しています。この学年は先週までは中1の曜日である火・金でしたが、今週からは中2の曜日として設定している水・土となりました。何度も話しているし時間割も渡しているのでどの学年の生徒も間違えずに来ています。ただ私としては先週までと今週で、曜日と塾生が一致しなくなりまだ若干の違和感があります。

 この学年は中学になってからの問い合わせが続いています。昨年の中学準備講座に参加した2名から始まり、以降見学に来た生徒は全員そのまま入塾しています。うちの塾では見学は原則として1回のみです。教えるのは毎回私ですし、1回見ればその後も同じような授業が繰り返されるからです。つい最近でも、先週見学した男子、今週(水曜)見学した女子、いずれも1回の見学で即入塾となりました。他の塾を検討されていたのかどうか細かいことは分かりませんが、少なくとも当塾を気に入ってもらえたようです。せっかく縁があって入塾されたわけですから私も二人の学力アップに協力したいと思います。

 さてこの学年の授業は現在英語と数学を中心に先に進めています。何度か触れていますがとにかく英語は教科書の内容が難しくなるため、今年は最優先に考えたいところです。各学年のUNIT1の内容を見たところ、以前の教科書と比べて単語が難しくなるのは想定内でしたが、文法の内容がちょっと取り組みにくいと思いました。以前の教科書はUNITごとに文法がまとめられていたのですが(現在完了とか受動態とか接続詞とか不定詞とか)、新しい教科書はなにか断片的です。それよりもとにかく会話中心という印象です。まあ慣れるしかありませんが、この教科書で教えるのは大変だなという印象です。それは塾にも言えるし学校にも言えます。教科書の改訂は4年に一度ですが、英語は改訂のたびに使いにくくなっている気がします。教科書の内容が難しくなること自体には賛成です。もう少し使いやすければ・・・

 英語の小テストは今日が第6回。先日から数学の小テストも始めました。とにかく1学期は学年の基本事項が集約しています。いまのうちに基本を反復し今後の勉強の礎としてほしいところです。この学年の生徒も比較的真面目な生徒が多く、前もって課題を渡している英語の小テストに関してはきちんと覚えてきているようです。感心です。来週学校で課題テストがあるようですが、ちょうど塾でやっている過去形のテストと同じなので取り組みやすそうですね。