高校準備講座終了

 3月23日にスタートした高校準備講座が終了しました。ちょうど高校も新学年が始まるころです。今年は実施しようかどうか悩んでいましたが、希望者が3名いたため実施することにしました。内容は数Ⅰの最初の部分で、文字式の計算(展開とか因数分解)と不等式、平方根、絶対値あたりで、全7日間です。

 教材も取りましたが、ほとんど私が板書して問題も作って解説しました。下の画像は順に因数分解が2つ、絶対値記号を含む方程式、解と係数の関係と対称式の変形、分母に項が3つもある分数の有理化です。中学を卒業して高校に入るまでの期間というのは楽しくて遊んでばっかりという生徒が多いと思います。中学と違い高校は予習が重要になります。この時期に少しでも予習をしたことはきっと役に立っていると思います。

 1回2時間で7日間なので14時間です。中学の時の倍くらいのスピードで説明しました。普段は塾では数学は中学の内容しか教えていないので、高校の内容は去年の高校準備講座以来ですが、結構覚えているものです。私は中学のころはまったくと言っていいほど家庭学習をしておらず(塾も行っていない)、逆に高校のころは起きている時間はほぼ勉強しかしていなかったので、いまだに高校の内容は覚えています。本当は高校の数学をもっと教えたいのですが、塾の運営を考えるとなかなかそうもいきません。ということで高校生が質問に来るのは結構嬉しいのです。

合格おめでとう!

 公立高校の合格発表が行われました。当塾としては21回目の合格発表です。合格した皆さんおめでとうございます! 公立高校に行く人も私立高校に行く人も直前に勉強した経験は今後にいきてくると思います。皆さんの今後のご活躍を期待しています。

2023年度 公立高校合格校(五十音順)

浦和西高校 普通科 (戸塚中)
大宮北高校 普通科 (戸塚中)
川口高校  普通科 (戸塚中)
川口高校  普通科 (戸塚中)
越谷西高校 普通科 (戸塚中)
越谷南高校 普通科 (戸塚中)
越谷南高校 普通科 (戸塚中)
南稜高校  普通科 (戸塚中)
与野高校  普通科 (戸塚中)

 これに伴いまして、上記メニューの合格実績のページも改訂しました。直近6年間の合格高校からついに市立川口高校が姿を消しました。つまり、三校が統合して川口市立になって今年で6年目ということです。私はある程度予想していましたが、相変わらずの人気で今年も高倍率となりました。

業務連絡6選

 LINEで業務連絡をいたしましたが、すべての方に当てはまるわけではないので個別ではなく、旧タイムラインに掲載しました。ただこの旧タイムラインはもう見る人も減っているようなので、念のためこちらにも掲載しておきます。もちろん個別に連絡が必要な場合は直接いたします。

 文字数が多いので画像で。

 その④の高校準備講座は内部生だけが対象です。その③とその⑤およびその⑥については、外部生の方にも関連してくるので再度触れたいと思います。

中3私立組最終日

 今日は1月の中3の授業最終日。私立は無事全員合しあとは公立高校入試を残すのみです。また今日は私立単願の塾生にとって最後の授業日となりました。

 今年の中3は半数が5年生からの在籍で塾に来た日数は400日以上、授業時間は1500時間近くになります。一番短い生徒でも一年以上になり500時間は超えるでしょう。うちの塾は個別ではなく選択教科もないので全員がこれだけの授業を受けることになります。

 とある規定では塾の合格実績には30時間以上の授業を受けた生徒が対象とあります。(実際にはもっと短い時間でカウントしている塾もあるようですが、よそはよそです)うちの塾では30時間は1ヶ月もしないで到達します。原則としてその10倍の300時間以上の生徒を掲載しています。

塾生は全員戸塚中、人数も10人そこそこ。多少の増減はありますが、かって知ったるこの環境の中で21期生が揃うのもこの日が最後となりました。

公立組はあと3週間。頑張っていきましょう!

合格おめでとう!

 私立高校の合格発表が行われ塾生全員の結果も判明しました。今年の最終在籍者は13名で受験した私立高校はのべ13校。今年は受験したのは全員1校ずつで見事全員合格しました!

 塾によっては宣伝の合格者数を増やすために1人で4校も5校もまたはそれ以上受けるように言われることもありますが、当塾では基本的に本人の希望通りです。塾の宣伝のために複数受けてもらうということはありえません。単願で受けた生徒が3名で、他にも上のコースに受かったから公立を回避して私立にしようかと考えている生徒もいます。

 いずれにしても私立入試は終了しました。来週からは公立に向けての学習となります。入試形式に合わせた内容です。

 2023年度 私立高校合格校

浦和実業 選抜α   (戸塚中)
浦和実業 進学   (戸塚中)
浦和麗明 特選   (戸塚中)
叡明   特別進学 (戸塚中)
叡明   特別進学 (戸塚中)
叡明   進学   (戸塚中)
叡明   進学   (戸塚中)
叡明   進学   (戸塚中)
埼玉栄  Sコース (戸塚中)
昌平   特別進学 (戸塚中)
瀧野川  進学   (戸塚中)
武南   選抜   (戸塚中)
武南   特進   (戸塚中)

数学選択問題演習

 現在中3の授業は月・木・土の週3日です。それぞれ約3時間塾で勉強しています。この時期は新しく習うことは特になく問題演習と解説の繰り返しです。来週あたりからは1ヶ月後の公立に合わせた内容にチェンジしていきます。2月はテスト形式にして採点もして記述の部分点や作文を意識させる予定です。模試の作文は点数が書いてあっても、なぜ減点されているのかは書いてありません。よって作文の書き方も教えていきます。

 また通常授業とは別に毎週火曜日の夕方、選択問題を受ける生徒向けに演習&解説の時間を設けることにしました。昨年に続いてのものです。選択問題は人数が少ないので通常授業ではあまり触れられません。教材を渡して本人任せにしてもいいのですが、一人で解いていては気づかないことが結構あります。特に数学は解答例の解き方よりも鮮やかに解ける方法(エレガントな解法と言います)があり、これは私が教えるしかありません。通常の問題では必要なくても計算量が多い選択問題では知っていた方がいい解き方があるのです。

 実際選択問題では、学校で習わないような問題も出題されます。そのような問題は解説を読んだだけでは理解できないでしょう。12時間くらい用意していますので、いろいろと普段習わないような解き方も教えていきたいと思います。普段習う解き方は普段習えばいいのです。

 予告では選択問題を対象にと言いましたが、選択問題は必要なくても自習したい人は来てもいいよと伝えていましたので、先週に続き今日も6名参加しました。もちろん特別な費用などかかりません。うちの塾では通常授業と中3の講習(夏・冬)以外は何時間対策をやろうと費用は存在しません。

 毎年のことですが、今年の中3もだいぶ受験生の顔になってきました。ただ今年の中3は例年の中3よりも定期テストの結果も北辰の結果もよい数字が出ており、志望校も倍率の高いところがほとんどです。うちの塾生で公立志望の生徒の約半数の志望校が、先日発表された12月時点で倍率1.7倍以上でした。なかなか難しい入試になる生徒もいるかもしれませんが、それもいい経験です。

 それにしても同じ埼玉県でも南部と北部ではずいぶんと倍率が違います。県の平均倍率として1.1倍とか1.2倍とか発表されますが、南部地区の倍率ももう少し下がってくれたらと思う今日この頃です。そのためには定員を増やすか新しい高校を作るしかないのですが。もしくは私立希望が大幅に増えるか。まあ誰でも入れるようになったら勉強しなくても入れる=塾に行かなくてもいい となっても困ります。 そう考えると倍率が低すぎるのも考え物ですね。

にしむくさむらい

 中学生の社会(地理)で時差の問題がありました。ある地点Aから外国のB地点まで飛行機で8時間かけて移動したとき到着した現地の時刻は何月何日の何時ですか? というよくある問題です。出発したのが7月1日で到着するのが時差の関係で日付が前日になるのですが、そこで6月31日と書いてしまった生徒が・・・ せっかく考え方も計算もあっていたのに残念。問題集の問題ですが、入試ではこういうところで悩まなくていいようにもっと普通の日にち(10日とか15日とか)で出題されると思います。でもまあ中学生なら大の月、小の月の知識は持っていた方がいいでしょう。

 

タイトルの、にしむくさむらいは小の月(30日以下の月)の覚え方でおなじみのフレーズです。説明するのも野暮ですがにしむくさむらい=西向く侍 数字をあてはめると「2・4・6・9・11」です。なんでさむらいが11なのかは各自お調べくださいませ。ちょっと画像に書いてありますね。

 ちなみに、ホワイトボードは授業終了後すぐに消さないでこのように放置していることが結構あります。他の学年の生徒が見て興味を示します。上の学年だと、あ~こういうの習ったなと復習になるし、下の学年だと将来自分たちが習う内容に触れることができます。

進路希望調査

 12月時点での進路希望調査の結果が今日発表されました。明日か明後日の新聞に載ると思いますが、教育委員会のホームページにも載っています。近隣の高校だけまとめてプリントにして塾生に配りました。

 私立に決めた生徒も多いようで10月に比べて希望者の数が減っている高校が多いのは例年のことです。それにしても相変わらず市立浦和や川口市立はかなりの高倍率です。

 出願まであと1ヶ月を切りました。先の二校はもう少し下がると思いますが、他の学校はこれ以上下がるのを期待するよりも、この倍率でも受かるように準備をしていきましょう。

ドンドン進むpart2

 タイトルが思いつかないので手抜きのタイトルで申し訳ございません。木曜日は小学生の授業はなくて中学3年生だけです。中学3年生は1日約3時間です。これは選択などではなく全員一律です。講習やテスト前でもなく通常時の授業で3時間という塾は結構少ないと思います。うちの塾は規模は小さいですが、なるべく多くの勉強時間を確保したいと考えています。

 期末も終わって北辰も終わったのでラストスパートです。まずは教科書で終わりきっていない数学と社会と理科の内容を終わらせます。国語と英語はもう教科書は関係ありません。今日は理科と数学の学習を行いました。

 理科は最後の単元の天体です。先に学校で少し習っているようなので説明がやや省略できます。学校が先だろうと塾が先だろうと生徒が理解できればそれでいいのです。ですから私はどうしても学校より先に進もうとか学校には負けないとかそういう意識がほとんどありません。解けるようになればいいのです。天体は地学ということで覚えることの方が多いのですが、それでも若干考える問題もあります。苦手な生徒が多いのが方角です。社会と違って上が北という常識が通用しません。透明半球での方角や北極側から見た方角とか、さらに場所によって違う東西南北を理解しなければなりません。

はたして理解してくれたでしょうか。この後問題演習を繰り返しながら定着させたいと思います。

 数学は相似からの面積比とか体積比です。一見図形の問題ですが、ほぼ計算問題です。

比例式は小学生で出てきて中1でも登場。中1では小学生とは違う解き方を習うため画像のような問題でも、内項の積=外項の積 で解くことに慣れてしまっています。ただその場合でもなるべく簡単に解が求められるような方法を教えました。こういう細かいことは動画とか問題集の解答では分かりません。塾に来ている人だけが知ることのできる解き方というのもあるのです。(それを教えられるかどうかは教える人にもよりますが)

 次回は円周角の定理で、最後の最後に残っている大物=三平方の定理は来週入れるでしょうか。前に5年生と6年生の教科書のバランスが悪いと書きましたが、中2と中3にも同じことが言えます。中3は内容が多すぎます。一部中2に移動してもいいくらいです。ちなみに今中3で学習している相似と円周角の定理は以前(といっても相当以前)は中2の内容でした。これが中2に戻ってくれれば中3はもう少し余裕を持てるのですが。

元塾生が来たよ!

 今日は埼玉県民の日ということで小中学校はお休みです。が、塾は毎年普通に授業を行っています。授業は中3だけですが、テスト前ということでずっと教材作りをしていました。いつもの理科と社会のスペシャル秘密兵器です。大袈裟でなくこれのおかげで塾生の理科と社会の得点は以前より大幅に上がっていると思います。

 なんとか今日中に中3の分は作り終えました。授業は数学と国語と社会を行いました。数学は範囲の内容はすでに終わっているので、相似の復習問題。国語はふだんならテスト対策は塾ではあまり行いませんが今回は知識が必要な古文(和歌、おくの細道)のためいろいろと説明しながら問題を解かせました。社会は数学と同じく範囲は終わっているため先には進まずテスト対策です。

 テスト前に学校に行くのはあと6回のはずで、その度に全教科授業があるわけではないのでひょっとしたら範囲が狭くなるかもしれません。今のところ理科と国語が怪しいです。まあ変わったら変わったでいくらでも対応できるので大丈夫です。

 さて、中3の授業が終わって今日は北辰の締切なので、その作業をしようとしてふと携帯に目をやるとLINEの通知に懐かしい名前が。今から塾行ってもいいですか?と。数年おきに来ている元塾生のIさんでした。当塾の11期生でちょうど10年前の中3生です。

 これから事務作業ですがせっかくLINE送ってくれたのですから断る理由はありません。それに過去の実績からいって一人で来ることはなくおそらくだれかと一緒に来るでしょう。楽しみにすることにしてあえてLINEでは聞きませんでした。そしたら案の定一人ではなく11期生の4人で来てくれました。

 このうちの二人はちょうど一年前に来ていて、別の一人は二年くらい前に来ていて、さらにもう一人も二年くらい前かなと思って聞いてみたらもう四年以上前だったそうです。いずれにしても見た瞬間に全員誰だ分かりました。もう中学の時の友達と会うこともほとんどないそうですが、こうして10年前に通っていた塾を思い出して来てくれるのは大変嬉しいことです!

 今は中学生どころか小学生もスマホを持っている生徒が多くなりましたが、この元塾生たちは中1のときに東日本大震災があった学年で、中学の時にはまだスマホは普及していなかった世代です。当然LINEもない時代ですから連絡を取る手段も限られます。塾を修了したあとも顔を出してくれた元塾生にはLINEを教えてもらいました。でもまあよく削除しないで残していてくれましたね。

 帰り際にまた来ますと言って塾をあとにしました。これが社交辞令でなく本当に来るのがいいところです。