今日は火曜日で中1の授業がありました。また中3で希望者を対象に選択数学の問題演習&解説授業を行いました。去年選択問題が必要だった生徒(越ヶ谷&蕨)は2人とも学校の成績も3年間安定しており数学も心配する必要がありませんでした。今年は現在何名か選択問題が課される高校を希望している生徒がいて、数学の成績はというといい時とそうでない時の差が激しい、つまり波があるのです。
ということで今年は急遽選択問題数学の問題演習を授業とは別の時間に行うことにしました。希望する生徒が対象で費用は必要ありません。ただ選択問題は始まって歴史が浅く、対応した教材も市販されておらず、塾用教材で探す必要があります。よってそのための若干の教材費のみ必要となります。今日は塾にある問題を使って説明しました。
5名が参加しましたが、普段の授業とは違ってかなりハイレベルな問題にハイレベルな解説となりました。予想していた以上に難しかったと思いますが、2ヶ月くらい続けていけば慣れると思います。
夜は中1の授業でした。期末の得点を書いてもらいます。一部の教科以外は戻ってきたようです。英語がだんだん下がってきています。リスニングの割合が減っているので想定内です。まだ学校の平均は分かりませんが社会と理科は随分といいようです。22期生の皆さんも今までの塾生と同じように理科や社会が得点源となりそうです。
さて今日は英語と社会の授業を行いました。英語は学校では文法をほとんど教わっていないようなので、期末が終わって時間があるこの時期に塾では文法を中心に教えます。高校入試を考えたら今の教科書はちょっと使えません。よって塾でしっかりと学習してもらいます。
社会は地理が終わって歴史です。今年の学校の社会は中1も中2も今までの戸塚中にはない進め方です。従来は並列型とか並行型といって、地理をある程度進んで歴史に移り、歴史をある程度進んでまた地理に移り という進め方でした。が今年は中1はまず地理から始まり、歴史は一切触れずに中1の地理の範囲をすべて終わらせたのです。この後歴史になります。中2も同様に日本地理すべてを終わるまで歴史はまったくなし。授業の進め方は学校の判断なので、どのように進めても問題はありません。地理にいったり歴史にいったりするよりはこちらの方が効率が良いかも知れません。
ただ困るのは塾でしょうね。一般的な塾には中学でも5~6校の生徒が集まっています。社会ひとつとっても学校によって進め方がバラバラでは学校に合わせるのは不可能です。こういうこともあって中1や中2では社会を学習しない塾も多いのです。その点、うちの塾は戸塚中限定なので他の中学の進み方とか関係ありません。戸塚中の進め方に合わせて塾でも進められます。その結果が社会の高得点に現れていることはもう言うまでもないでしょう。
ということで塾でも社会は歴史に入っています。まだまだ縄文時代~弥生時代で、卑弥呼とか聖徳太子が出てくるのは来週あたりです。写真が載っている冊子(塾では写真集と呼んでいます)を各自に持たせていて土偶とか銅鐸とか縄文土器とか弥生土器の写真を見ます。縄文土器には表面に縄の目の文様などと説明が書いてあるので、名前の由来が分かります。
ここで突然質問しました。なぜ弥生土器というのでしょう? ある生徒は弥生時代に使われていたから。と答えましたが、ちょっと順番が逆ですね。 弥生土器が使われていたから弥生時代という名前がついたのです。では、なぜ弥生土器という名前がついたのでしょう?
ある生徒は弥生(=3月)に発見されたから! と答えましたが鋭い! 私も以前一瞬そう思った時期がありましたが、正解は発見された場所が弥生という地名だったからです。ちなみに発見されたのは3月というのはものすごい偶然です。答えを聞けば「なあんだ」というあっさりしたものですが、もしこの辺で発見されていたら、戸塚土器とか戸塚時代になっていたのかもしれませんね。
と、授業の本筋から離れていることなのでパッと切り上げましたが、社会の時間(実は理科や数学や国語でも)にはこのようにちょっと脇道にそれた話をすることは割とあります。もちろん授業に支障が出ない程度にはしていますが、意外と興味を持って聞いてくれることが多いようです。ちなみにこういう話を前もって用意することはありません。授業の流れや生徒との会話のやり取りから話題が広がるのがほとんどです。