期末5日前

 今日は期末テスト5日前です。昨日と同じで正午過ぎから中1⇒中2⇒中3と入れ代わり立ち代わりで塾生がやってきて勉強していきます。こちらから指示した内容を全員で考える時間もあれば、各自テーマを決めてそれぞれ別の教科に取り組むこともあります。

 正午といえば、昼の12時のことをなぜ正午というのか中2に聞いてみました。ちょうど平家物語が範囲に入っていて、その中に酉の刻=午後6時 ごろ というのがあったからです。

 正午の午は十二支の午つまり「うま」にあたります。
子:ね   丑:うし   寅:とら
卯:う   辰:たつ   巳:み
午:うま  未:ひつじ  申:さる
酉:とり  戌:いぬ   亥:い

24時間をこの12個で等分、つまり2時間ごとに呼び名が変わっていきます。最初の子:ね が夜中の0時ごろ(実際には幅がありますがここはアバウトに)以降2時間ずつずれるので丑が午前2時ごろ、寅が午前4時ごろ・・・  午が12時ごろになります。

つまり、お昼の12時はちょうど午の時刻だから正午 その前が午前 その後が午後です。ちなみに使う人は誰もいませんが、午前0時を正子といいます。まさこではなく、しょうしと読みます。

さらにちなみに、この十二支は方角も表しており、子が北の方角。時計周りに12等分し、卯が東、午が南、酉が西です。

地球の北極と南極を結ぶ線を経線またの名を子午線(本初子午線でおなじみ)といいます。もうお分かりかと思いますが、子午線の子と午は北と南を表します。塾の授業中にこういう話をたまーに混ぜています。おおむね感動しています(笑)

さて、今回の期末テストで大変かなと思うところは

中1は数学と理科、中2は理科と社会と英語、中3は理科と英語です。

中1の数学は方程式の文章題と関数(比例・反比例)です。方程式の文章題は定番問題はできるようになりましたが、ちょっとした応用になると苦労する生徒が多いようです。理科は濃度や結晶の問題でこちらにも計算があります。テストではなぜか理数系の方が結果は良いのですが、私としてはまだまだ安心していません。

中2の理科は電流です。範囲が狭いので内容が難しくなると思います。ほぼ計算なのですが中学生にとっては覚える公式が多すぎて大変なようです。社会は逆に範囲が広くて大変そうです。前回の社会の範囲は中部地方まで、で今回は関東と東北が追加されるのですが社会の範囲は毎回2年生で習った範囲全部となっています。つまり関東と東北だけでなく、九州から中部まで全部とそれ以外の産業とか人口とか地形とかとにかく中2の内容全部で、教科書で言うと120ページくらいあります。英語は前回がよろしくなかったので、今回は頑張ってほしいところです。

中3の理科はイオンです。中学ではイオン化傾向の概念を詳しく習わないので電池がちょっと難しいです。あとは中和に関するイオンの量のグラフなどは必出です。英語は文法が多めのようですが、短期間で覚えるには結構な量の文法事項が含まれています。数学は関数と相似の前半で、覚えることはそれほど多くなくどちらかというと考える問題です。塾ではその練習をしています。社会は範囲は広めですが、うちの塾生にとっては社会は得点源です。そういえば前回のテストでも中3理科は学年1位だった二人を含めて一桁順位が三人いました。今回もそれほど心配しなくていいでしょうか。

土日もテスト対策

 今日、明日の土日は昼すぎからずっと塾生のテスト対策です。埼玉県民の日だった14日(木)も同じようにテスト対策を行いました。私は正午前に塾に入り、午後1時前から中1⇒中2⇒中3の順で行うのがテスト前の土日のルーティーンとなっています。

 教科は学年によってバラバラです。今回は各学年とも古文が入っているので国語の説明にも時間をかけています。現代文は学校の授業をしっかり聞いて渡されたプリントとかワークを解いておけば何とかなりますが、古文はある程度の知識が必要です。そのあたりを説明します。ただ中学の範囲では説明不可能な内容もあるためこのあたりは難しいところです。

 例えば、係り結びの法則という超重要語句が出てきます。「ぞ」「なむ」「や」「か」のときは結びが連体形、「こそ」のときは已然形になるのは当然教えますが、じゃあ連体形や已然形とは何なのか。現代文の連体形と古文の連体形は若干違います。已然形はそもそも現代文には存在しません。私は高校で習った古文の文法をほぼ完ぺきに覚えているので理解していますが、説明するときに高校で習う知識を披露しても意味がないのです。

 同様のことが英語の教科書にもあります。今の教科書は文法を習うにはまったく不向きになっていますが、テストでは文法も出題されます。ところが今使っている教科書は説明抜きに、習っていない単元の内容が出てきます。ラウンドシステムありきで作られた教科書だから、文法に関しては二の次のようです。

 今回の範囲で大変そうな内容を次回触れてみたいと思います。

埼玉県民の日

 今日(11月14日)は埼玉県民の日です。明治4年(1871)の廃藩置県の際に埼玉県が誕生したのがこの日だそうです。

 ただし、当時はまだ太陽暦導入前の旧暦であることや、当時の埼玉県は今の埼玉県の東半分だけなど細かいことを言ったらきりがありませんが、とにかく11月14日は県民の日となっています。いろいろとイベントもあるようですが、一般的には公立学校が休みになることくらいしか知られていないでしょう。私立学校は通常通り、もちろん仕事も通常通りです。

 塾も例年通常通り授業を行っています。今年は1週間後に期末テストを控えていることもあり、中学生は全学年塾で授業を行うことにしました。せっかくの休みなのにと思うかもしれませんが、うちの塾生はまじめな生徒が多く体調不良の生徒を除き全員出席しました。正規の授業時間以外にも塾に来て勉強する生徒もおり、なかなか感心します。

 埼玉県民の日があれば、川口市民の日もあります。こちらは川口市の人すら知らないくらい知名度は低いです。県民の日と違って休みにならないからでしょうか。ちなみに今年はたまたま日曜日だったので川口市民の日は休みでした。

川 口 ⇒ ||| 口 ⇒ 111 〇 ⇒ 11 10

ということで11月10日が川口市民の日です。ネタだろうと言われそうですが本当です。いつ決まったのかも知らないし、川口市民の日なのか川口市の日なのか川口の日なのか正式名称も不明です。川口市が誕生したのは4月1日なので日付も無関係です。

 ちなみに私が18年過ごした佐賀県、鹿島市には同様のものがあるかというと全く記憶にありません。ちょっと調べてみましたがやはり見当たりませんでした。どうやら県民の日などの扱いは自治体によって違うようです。郷土愛を持ってもらうためにも各都道府県にあってもいいと思います。

中間テスト結果2

 前に中2と中3の結果を書きましたが、遅れて中1の結果も判明しました。もう期末も近いためサラっと触れておきます。

 学校の学年平均との差で塾生の平均が一番良かったのは社会で、続いて英語と理科。この3教科はいずれも塾生の平均が学校の平均よりも約10点ほど上回っていました。社会と理科が良いのは上の学年と同じですね。それどころかここ10年以上当塾の傾向です。あとは英語も比較的よかったようです。

 今年の中1の英語の問題は去年と比べて範囲は同じですが、相当難しくなっています。うちの塾は定期テストの過去問を一切使わないので関係ありませんが、過去問を解かせている塾の生徒だと今年難しくなった英語のテストに戸惑ったことでしょうね。

 5教科とも塾生の平均は学校の平均を超えておりこの点は一安心です。5教科の合計でいうと学校の平均点より45点ほど上回っており当塾の中3には及びませんが、中2よりは高い結果となりました。小学生のときに見ていた感じだと5教科総合でも塾生の平均は学校の平均に届くかどうかと心配するような学年でしたが、中1になってだいぶ頑張っているようですね。