塾生に出す宿題や小テストの問題。英語はパソコンでちょいちょいと作って渡すことができます。6年生などほぼすべての教材をエクセルで作っています。が、数学となると少し話が変わってきます。
数学の問題もエクセルで作れないことはないのですが、見た目がいまいちなのです。特に中学の文字式などは「エックス」なのか「かける」なのか判別が難しい。もちろん数式処理もできますが、細かいところまで思ったような出来栄えにするのはなかなか大変です。ということで20年くらい前からTeXを使っています。これは教科書や問題集に載っているのと同じような文字や式が作れるソフトで日本どころか世界中で使われています。したがって解説が英語で書いてあったりして解説の解説を日本語で読む必要があったりします。
パソコンが4~5年でダメになるため、パソコンを交換するたびに中のソフトも新しくしなければなりません。TeXはだんだんバージョンアップしているのか、パソコンを変えたら今までのが使えなくなりました。しょうがないので激重の前のパソコンで作ることもしばしばでしたが、色々調べてTeXの最新版(TeX Live)を見つけて取り入れることにしました。
解説によるとインストールには長時間かかります(1時間~2時間)と書いてありました。まあこれくらいならいいかと思って始めたのですが、4700くらいファイルがあって全部終了するまでに5時間もかかりました。
実際に動かしてみると以前のとは見た目も若干変わっていました。肝心なのは昔のファイルが使えるのかということですが、試してみた感じでは昔のも使えそうです。ただ \vfill というコマンドがちょっとイメージ通りにならなくて、今後試行錯誤になると思います。数学の場合は手書きのほうがはるかに楽ですが、結構こだわって作っています。