やや間が空きましたが、今年度最初の中間テストが終了しました。中1にとっては初めての定期テストですが、小学校のころからテストの話はしていましたのである程度心の準備はできていたでしょう。また塾でも中2・中3と同等にテスト対策も行いました。今年の中学1年生は学力面ではまだまだこれからですが、勉強に対する姿勢はかなり真面目にできていると思います。
英語のテストは昨年同様ラウンドシステムという謎の学習法のせいで、英語の文章どころか単語すら書くことはなく、書いたのはアルファベットと自分の名前だけです。あとは記号問題とリスニングです。川口市の公式発表はありませんが、今年で3年目のラウンドシステムははたして成果は現れているのでしょうか。私にはまったく成果を感じられませんが、もし目立った成果があるのなら早く発表してほしいものです。
今日はその中学1年生の授業がありました。テストが終わってそうそうですが予定通りです。まずはテスト期間中渡していた通称テスト前ワークを回収ししばらく塾で預かります。付録と呼んでいるテスト形式の問題用紙も回収しました。あとは若干テストについて説明をしました。
テスト対策と称して定期テストの過去問を塾生に解かせる塾は結構あると思いますが、当塾では一切行っていません。塾を始めて22年目ですがまったくないです。もちろん今回も1秒も行っていません。理由は何度か書いているとおりで、意味がない勉強法だと考えるからです。まともに書いたら1万文字くらいかかるので省略して書くならば、それが塾生のためだからです。
仮に過去問を解いて同じ問題が出たとしてもそれが通用するのは定期テストだけです。それに一度通用すると次も次もと過去問をほしがり過去問さえやっておけばいいという考えになってしまいます。もし次のテストで過去問が出なかったら悲惨な結果が待っています。塾生には楽してほしくはありません。それに私は定期テストであっても将来の北辰や入試を意識して勉強させています。山を張ったような勉強は入試では通用しません。何が出題されてもいいように広い視野で勉強して欲しいと思います。だから直前の2~3日だけでなく2週間くらい前からテストに向けた学習をしています。
実際は全員戸塚中生なので、2週間前というよりもテストが終わったその日から次のテストを意識しています。今日からはまさに期末に向けた勉強です。数学は指数を教えました。ちょっとずつ小学校の算数からは離れていきます。
単純な指数は練習すれば暗算でもできるようになりますが、まちがいやすいのは負の数に指数がついたものです。とくに( )がついたりつかなかったりで混乱指数200%です。1枚目の三つの数字の違いが分かりますか?
1枚目の問題が理解できたところで、数学のセンスを試すために2枚目の問題を。この手の問題は指数の導入で毎年話すのですが、こちらの想定通りの答えを出してくれます。まさか同じ数字を2000個以上も書くわけにはいかないのでちょっと考えてもらいました。
来週はテストが返却されます。点数も気になるところですが、大切なことは良かった悪かっただけに留まらず、次に生かすことです。これから先はそれの繰り返しです。怖いのは無関心です。自分の成績には責任を持って向かい合いましょう。