テストの見直しは出題者も

 期末テストが終わり今日は中2の授業でした。問題を見せてもらい少々説明を行いました。このブログでも何度か書いていますが私が定期テストで重視しているのは数学と理科と社会です。テスト前の時間もこの3教科に集中しています。理由はこの3教科の勉強は定期テストにとどまらず、後々の北辰テストや入試にもつながっているからです。国語や英語の本文が入試に出ることはありませんが、数学や理科や社会は同じ問題が出る可能性もあるからです。

 さてテストの際必ず見直しをするようにと塾生には話をしています。テスト時間が50分ならせめて40分で終わらせて、あとは見直しの時間にかけるようにと。まだ終わっていない難しい問題に10分かけるよりは、それを捨ててでも見直しをしたほうが結果的に得点が高くなることが多いものです。見直しにもいろいろあって、例えば今回の数学連立方程式などはもう一度解かなくてもできる見直し方法を教えました。ただし通常の計算はやはりもう一度解いた方がいいでしょう。

 見直しというとテストを受ける人が行うものだというのが一般的ですが、私はテストを作る側にもしっかりと見直しをしてほしいと思います。なぜなら毎回毎回テストの内容に不備があるからです。以前、定期テストは学校の先生が作るものだから不備があるのはある程度想定内と書きましたがもちろんないにこしたことはありません。今回も今日中2の問題(数学・理科・社会)をチラッと見ただけであっちにもこっちにもおかしい点がありました。テスト中に特に訂正はなかったそうですから作った先生も気づいていないのでしょう。

 なぜ問題に不備があるのかというと、おそらく問題を作成したら何のチェックもなく印刷しているからだと思います。学校には同じ教科の先生が他にもいるはずで、印刷前に別の先生に解いてもらえば多少なりともおかしい点は発見できるはずです。先生が忙しいのは百も承知ですが中学生の担当教科の問題なら20~30分もあれば解けるはずです。少なくとも部活よりは優先順位は上にしていいと思います。