北辰戻ってくる

 今日は木曜日で中3が卒業したため授業がない日でした。ちょうど北辰が帰ってくる日なので面談の予定を入れてさらに明日の中1用の問題を作りました。面談は今日2組行いこれで全体の3分の1ほど終了しました。塾生と保護者の皆様のご協力のおかげで順調に進んでいます。

 さて、先ほども書いたように今日は北辰の結果が戻ってきました。21期生(中2)にとっては初めての北辰テストです。毎回最初の北辰は塾生の半数受けるかどうかということろですが、今年は意欲的で半数以上の9名が受けました。

 まだ私が塾講師になる前、中学校から業者テストが追放されました。口火を切ったのは埼玉だったと記憶しています。その結果学校の先生は進路指導の指針を失い結局数年後形を変えてテストは復活しました。現在地元の中学で行われているテストは2種類あります。1つは校長会テスト(南部地区テスト)。名前だけで判断すると業者テストではなさそうですが試験の形態は埼玉の公立に沿っており校長先生が作ったとは思えません。もう1つは年によって若干違いますが、ライズテストという名前をちょくちょく目にします。こちらも校長会テストと同じで埼玉の公立テストを意識した作りになっています。

 ということで、地域にもよりますが川口市の場合は校長会テスト、ライズテスト、北辰テスト この3つがほとんどの中学3年生が受ける模擬テストとなります。私の経験上一番信頼できるのは北辰テストで次は校長会テストです。それは母集団(受検者数)の違いです。偏差値は母集団によって変わりますが、当然人数が多い方が信頼できる数値となります。ちなみにこれは私の個人的な考えですが、上記3つ以外にさらに模試を受ける必要があるかといえば答えはNoです。あえて書きませんがやたらと模試を勧める塾は他に目的があります。この地域でしたら北辰と校長会だけでも十分だと思います。

 話がそれましたが、今日戻ってきた北辰テストの結果を早速見てみました。まだこの時期の偏差値ですから今すぐ入試に直結するものではなくあくまでも参考程度です。何度か書いていますがうちの塾生は世代を問わず理科・社会を得点源にしています。もう何年も続いています。で、新たな受験生となる今年の中2はというと。

 塾生の偏差値平均がいちばんよかったのは理科で次は社会でした。ここまでくるともう当塾の傾向というより伝統と言った方がいいかもしれません。この2教科の差はわずかですが、いずれも塾生の偏差値平均で約60です。続いて数学が57でした。この3教科そのまま普段の塾での学習時間に比例しています。要は塾で勉強している教科ほど塾生たちはきちんと結果を出しているということです。

 この数字は私の想定よりも上でした。正直なところ最初のテストでは少し低めの偏差値がでてほしかったのです。それでそのあと頑張ろうという気になってくれればという私の目論見だったのですが、最初からまずまずの成績を取ってしまいました。この場合逆に油断して今後下がりはしないかとそっちの方が心配になります。良くても心配、悪くても心配、私は常に塾生の成績が気がかりでしょうがないのです。

 前に塾生たちの定期テストの結果を書きました。戸塚中限定だから定期テスト対策も効率よく取り組め、それなりの結果が出ています。ただし何度か書いているように私は定期テストの結果を出すことを大きな目的にはしていません。その先の北辰や入試に照準を合わせています。ですから、北辰の結果がまずまず良いのはある意味想定内です。だけど最初はあまり高い偏差値は出て欲しくない。なかなか難しいところです。