今日は高校準備講座の最終日となりました。8年ぶりに実施したこの講座ですが、私の方は何のブランクもなく高校生の内容を教えることができました。8年ぶりでも問題なく教えられたのには理由があります。それは単純なもので、自分で言うのは気が引けますが私は高校の頃はものすごい時間勉強したからです。
高校の入学前の説明会で入学するまでの春休みは1日9時間勉強しておきなさいと言われました。これは中学の頃全くといっていいほど勉強していなかった私には衝撃的な言葉でしたが、実際入学してからはさすがに中学の頃の考えではついていけないと悟り、起きている時間のほとんどは勉強していました。特に数学は3年間で10万問くらい解いたのではないでしょうか。これにはそれこそ5秒くらいで解けるものもあれば1問解くのに1週間以上考えた問題もあります。一応東大を目指していたので、高校数学のほとんどすべてのパターンの問題は覚えてしまいました。おかげでその記憶はいまだに脳内に留まっているというわけです。しかし悲しいかな、他の教科はほとんど忘れてしまいました。勉強すれば思い出せるでしょうが、数学ほどの自信はないため、高校生の質問は数学中心に受け付けています。
6日間の準備講座が少しでも参加した皆さんの役に立ってくれたらうれしいです。最終日は絶対値記号のついた方程式と不等式、さらには因数分解の応用問題に取り組みました。
雑な文字で恐縮ですが、準備講座で解いた最後の因数分解の問題です。たすき掛けは簡単な問題は簡単ですが、難しい問題はなかなか大変です。苦労している塾生のためにある程度のコツを教えました。
私立高校ではもう入学式を終えたところもあるようです。今回参加した塾生では明日からという生徒もいました。公立は2~3日遅れで始まるようです。いずれにしても新しい高校生活が始まります。3年後にこの高校に来てよかったと思えるような学校生活を送ってほしいと思います。もちろん私も卒業後そう思いました。