小テストはすべて私が採点しています。今回は20回なので全部で1000問。今年の中3は11名ということで欠席を考慮しても約10000問の採点をしました。漢字は読み書きなので誤字には気をつけていると思いますが、理科や社会でも意外と誤字があります。
ある生徒の答案です。他は全問正解しているのに大隅重信と書いてしまったため残念!誤字を連発している人はあまり気にならないかも知れませんが、このように1問だけミスして満点を逃した場合は結構頭に残っているものです。現にこの小テストを採点している人(私のことです)も中2の社会のテストで福沢輸吉と書いてしまい満点を逃したことがあります。確か、当時は授業で習っていなかった本州四国連絡橋という言葉も学年で私が一人だけ正解していたにも関わらず凡ミスでの満点ならず! こんなことを覚えているくらい、誤字で満点を逃すのは記憶に残ります。
おそらく上の画像の生徒も今後大隈重信の漢字を間違えることはないでしょう。小テストはあくまでも小テストです。こうやって間違えたところを次回以降直していけばいいのです。その点では、漢字のミスを恐れてひらがなで答えるよりは、漢字で書いて間違えた方が今後のためにはなると思います。
そういえば今年から教科書が改訂されて、昨年まではかな(カナ)表記だった用語が漢字に変わったものが特に理科に多く見られます。川口市で使っている大日本図書の場合。
(昨年まで) (今年から)
セキツイ動物 ⇒ 脊椎動物
セキズイ ⇒ 脊髄
末しょう神経 ⇒ 末梢神経
他にもいろいろとあると思いますが、思いついたものを書いてみました。
あと中3の遺伝では、優性・劣性という表記も消えました。理科や社会では教科書が変わるたびにこういうマイナーチェンジがあります。昔の問題集を使って勉強する人は注意が必要です。また塾で使用する教材も過去のを再利用することがありますが、その都度チェックする必要があります。社会の場合地理の資料問題なども資料の年度によって情報が変わることもあります。長らく世界の人口5位はブラジルでしたがつい数年前にパキスタンに変わりました。農作物のランキングもコロコロ変わるので重要なところ以外は細かく覚えなくていいと話しています。