今日は木曜日で小学生の授業はありません。月曜と木曜は中3のみです。2月から中3は授業開始時刻を早めています。必然的に終わる時刻も早くなりますが、最後の1ヶ月はなるべく多くの問題に触れてほしいのでちょっと延長することも多くなると思います。中3の皆さんも今までいろいろなことを覚えてきたでしょうから、ここからはアウトプットの作業が中心となります。毎年使っている教材で埼玉県の公立用に作られたものを使います。
今日は国語と英語と数学を。解き終わった後に解答は渡しますが、基本的にすべて私が採点します。とくに記述問題が多いと生徒個人ではどのくらい部分点が入るか分からないでしょう。人によって甘くなったり厳しくなったりするので私が視点をそろえて採点します。そこでいちばん問題になるのが国語の作文です。私にとっては20年近くやっているので生徒がどのような文章を書くのかある程度想定はできます。
何度も言っているように国語の作文は減点法です。素晴らしい文章を書くことよりも、いかに減点されない文章を書くのかに気をつける必要があります。で、その減点されそうなポイントというのは何年たってもかわりません。私が採点官だったらということでやや厳しめにつけます。問題は16点満点でしたが今日の答案では最高で13点でした。一人一人の答案に赤でダメ出しをしていきます。直すべきところは具体的に指示をすることもあります。
これを何回か繰り返していくうちに入試までにはそこそこまともな文章が書けるようになります。もちろん塾生の皆さんが私の指摘を素直に聞くという前提が必要ですが、毎年受験後の得点開示を聞くと国語の点数が予想以上によかったという生徒が多く、作文もある程度得点源になっていることがうかがえます。